埴輪のいる博物館 岩手編

 

最北の埴輪ここにあり。

さらに北に埴輪を秘蔵か。

 

埴輪を所蔵しているらしき博物館や資料館などをご紹介。

 

 

2019/12/1更新

県立

公益財団法人 岩手県文化振興事業団 埋蔵文化財センター

埴輪の所蔵・展示不明。企画展に期待。

 

岩手県立博物館

埴輪の所蔵・展示不明。

列島展(列島展目撃談)の会場となって埴輪を展示していた実績あり。

 

市立

胆沢郷土資料館(胆沢町文化創造センター内)

角塚古墳(つのづかこふん)出土の鳥形埴輪・朝顔形円筒埴輪・円筒埴輪などを所蔵。

角塚古墳は、確認されている古墳のうち最北の前方後円墳。

出土埴輪も、2014年現在、最北の埴輪。所有は奥州市。

 

奥州市埋蔵文化財調査センター

角塚古墳出土の埴輪を展示のもよう。

 

 

 

 

 

柳田 国男『遠野物語』

112より抜粋

 

「石器土器の(いず)(ところ)山口に二ケ所あり。他の一は小字(こあざ)をホウリャウと云ふ 。こゝの土器と蓮台野の土器とは様式全然(こと)なり。後者のは技巧(いささ)かも無く、ホウリャウのは模様なども(たくみ)なり。埴輪もこゝより出づ。」

 

 

これが事実なら、遠野は、角塚古墳のある奥州市胆沢区よりも北なので 「遠野の山口のホウリャウから、最北の埴輪が出土したということになる。

出土した埴輪は、どこにあるのか。

しかし、ここに記載されているのは埴輪ではなく土偶ではないかという説もある。

 

 

同じ『遠野物語』112からホウリャウについてまとめると

 

ホウリャウでは、ほかにも石斧(せきふ)石刀や丸玉(まるだま)(くだ)(たま)が出土。石器は精巧で石の質も一致。

ホウリャウは、何の跡ということもない狭き(いっ)町歩(ちょうぶ)ほどの場所。

 

とのこと。出来の良いものが色々と出土したらしい。

 

1町歩(ちょうぶ)は約3,000坪(約9,900平方メートル)。

狭いか広いか、何とも言えないが、

ひとつの古墳だとすれば広いほうで、ひとつの古墳群だとすれば広くないほうか。

 

 

訪問なさる際には開館・開園状況を確認してからお出かけくださいな。

 

 多くのページを参考にさせていただいております。ありがとうございます。

  

 

いるところにはいる

埴輪のいる博物館

 

きてるきてるいってみる

埴輪の企画展

 

お出かけ前の参考に なるかも

埴輪目撃談

 

埴輪のとなりTOP

 

 

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