の 感想文 (2012の11)
1周目で足を止めてくれるものがない。 期待しすぎたか。
もちろん、いいなと思う作品はありました。
ジャン=フランソワ・ミレー《麦穂の山:秋》1874年頃 静かに明るい。神々しいまでは行かない控えめな明るさ。 そして重たすぎない重み。 押しつけがましくない生活の色。 本展の埴子ベスト。
エメリン・トラヴィス・ラディントン《花のアップリケのキルト》1850年頃 一見ほほえましいような作品だけど大胆で魅力あるデザインだ。
オディオン・ルドン《中国の花瓶に活けられたブーケ》1912-1914頃 油彩だけど、パステルっぽい。ルドンらしいルドン。
ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー《ヴェネツィア、サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂の前廊から望む》1835年頃 なぜか切ない感覚になる。 水の都ヴェネツィアってきっとこの絵のようなところなんだろうなと思わせる絵。
クロード・モネ《マヌポルト(エトルタ)》1883年 モネは夕焼けより少し前の暖色がいいようだ。
ホッパーとオキーフ。 この2人の絵の前だけ空気が違った。明るくて冷たい。 好きじゃないけど、さすが。
ゴッホの糸杉。 青が今ひとつな青。その結果、黄色が効かない。 糸杉の中の赤はいいと思ったけど… でもゴッホは黄色よ。 ミレーの模写も… ゴッホって、人物はどうもはまらないみたい。
クールベ。もう少し奥に入った感じの絵がいいなあ。なんだかこの人にしては明るすぎる場所。
ドラクロワ。いろんな画家が名前を上げる人。 なんですけど 今回来ている絵は、どうかな。
ルノワール。 人物を魅力的に描けるってすごいことだと思う。人間がほんとうに好きな人にしかできないこと。 なんですけど 今回来ている絵は、どうかな。
作品の選択のせいなのか、展示のせいなのか。 テーマが広過ぎたのかな。
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グッズなどについて。
図録。 もちろんありますが見なかったです。 見る暇がなかったのもありますが、ちょっとがっかりしてたので気力がなかった。
ポストカード。 モネの暖色が抜けてる…
うーん 安易にコピーを手に入れるのは考えもの、ということか。
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混雑状況報告。
並ぶほどではないけれど混んでいました。 人気の絵は正面からは見づらいです。
金曜日、11−12:30。 3周。
2012/11/02訪問 |
このページの画像はすべて、埴子が撮影したものです。 |
2012/11/06up
会場|東京都美術館 会期|2012年10月6日(土)〜2013年1月4日(金) 休館日|毎週月曜、10/9、12/31、1/1(ただし10/8、12/24は開室) 開館時間|9:30〜17:30*金曜日は20:00まで開室。*土曜日は18:00まで開室。 入館料|一般:1600円
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