アンコール遺跡バイヨン寺院 −尊顔の記憶−

 

総合文化展

 

の 感想文 201301

 

 

なかなかよかったです。

石の顔、大きな顔。

 

顔。

鼻と唇のボリュームに圧倒される。

あごもしっかりしていて、四角めの輪郭。

これはきっとカンボジア風の顔なんでしょうね。

仏頭ですが、インドの顔ではないようです。

 

どんな偶像も自分に近づけてしまうのか。

 

この映像は、バーチャルリアリティ技術によって再現したとのこと。

低空飛行している気分で見ることができます。なかなか楽しい。

 

石の顔はそれほどCGっぽさが気になりませんでした。

これは100m³という世界最大級の空間計測データの量のおかげなのでしょうか。

 

ちょっとひっかかったのは、木です。ツクリモノ感がはっきりあります。仕方ないのか。

遠近もおかしくて、ピントが合ってない。変に奥がぼやけてる。はっきりいって石の邪魔。

木が一本もないとおかしいんでしょうけど、この木は目に悪そう。

 

全体としては見れてよかったです。石の顔を堪能できました。

 

 

現地に行っても、観光客が実物にここまで近づいて見ることは無理でしょう。

それでも実物を見てみたいものです。

 

さすがのトーハクにもバイヨン寺院の石の顔そのものはないものの、

ほかにいろいろあります。

たとえば映像にも出てきた

 

ナーガ上のブッダ

 

浮彫アプサラス像

 

 

 

年末にもらったトーハクのパンフレットの中に、「アンコール遺跡バイヨン寺院…」という言葉が。

 

平山郁夫の水彩画のポスターを見て惹きつけられて以来、

現地へ行けたらいいなー とは思っていた。

いまのところ、行ってませんが。

 

ミュージアムシアター、映像か。そのうち。

 

この日、トーハクに来たのは、あくまで平成館の埴輪と本館の初もうで展示が目的。

でしたが

本館から平成館へ向かう細い廊下に掲示してあるポスターにちょっと引かれて立ち止まる。

 

とりあえず埴輪に会いに行く。

初もうで展示の蛇など見ようかなー と本館に戻るとき、時計は1210分前。

 

12時からの回に間に合うなあ。 ちょうどいいなあ。

 

そういうこともある。

タイミング。

ご縁。

 

そのかわり本館の初もうで展示は見逃しました。まあこれも仕方ない。

虻蜂取らず。ナーガという名の蛇は見れました。

 

 

埴輪を見て満足して帰っちゃうことが多いけど、

リニューアルオープンした東洋館、改めて見に来たい。

トーハクって広くていろいろありすぎ、目的を絞って行かないと大変。

 

この日はまだ雪が残っていました。

石畳の上に氷も

  

 

混雑状況報告。

 

ゆったりみれました。15人くらいいたかな。98席あるそうです。

金曜日、12:00の回でした。

 

 2013/01/18訪問 

  

 

 このページの画像はすべて、埴子が撮影したものです。

  2013/01/29up

 

 

会場|TNM & TOPPAN ミュージアムシアター(東京国立博物館東洋館地下1階)

会期|201314日(金) 〜 2013331日(日)

開館時間|水・木・金・土・日曜、祝・休日 : 12:00 14:00 16:00

※所要時間約40分、当日予約制

鑑賞料|高校生以上500円、中学生・小学生300円、未就学児・障がい者とその介護者各1名は無料

 

  

 

 

このまえの感想文 201215

 渡辺好明遺作展 光ではかられた時

 

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企画展 もう一歩 −実篤の詩と書−

 

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