森と芸術 私たちの中にひそむ森の記憶

 

常設展

 

の 感想文

 

 

正面は正直いま一つですが  内装がいいのです

  

 

マグリットが3点出ているというのでそれさえ見れたら、と思っていました。

ゆっくり1周、1時間くらい。

 

去年見たアンドレ・ボーシャン4点。(ザ・コレクション・ヴィンタートゥールの感想文

相変わらずおちゃめ。特に人物が。真面目に描き込んでるけど。

素朴派と呼ばれているようですが、これを素朴で片づけちゃうのか。嫌いじゃないけども。

 

《二人のオンディーヌ》アンリ・ファンタン・ラトゥール(1903年 黒壁美術館蔵)

神話の世界を補強する絵画。

逆にものがたりが背後にある作品は強いということか。宗教画とか。

タイトルが隠されていたらどうだろう。

この作品の場合は、それでもはっとさせるものがあるとは思うけど、どうだろう。

 

きました。

《オルナンの渓谷》ギュスターヴ・クールベ(1865年 山寺 後藤美術館)

迷い込んでしまいたい。

この作品もですが、ガラスに光が反射して見づらい作品がいくつかあって残念。

 

《地獄の入り口》川田喜久治(ボマルツォ、ヴィテルボ、イタリア(『聖なる森−Parco dei Mostri』より) 1969年 作家蔵)

でっかい口。

真実の口といい、イタリアって口なの。なんでなの。

怪物公園、ちょっと行ってみたい。

 

ものがたり+絵画、それは絵本。

雪の女王エドモン・デュラック(『雪の女王ほか アンデルセン童話集』より オフセット印刷、多色刷木口木版、紙)

3点。

子供のころに何度も読んだ話。

たしか女王が男の子を人非人にして連れ去って女の子が助けに行く話。(大筋は合ってるようだが、みなさまご確認ください)

何度も読んだのに何でこんなにぼやけてるんだろう。

ともかく、絵にするとなると映えるのは女王。善悪。美醜。それはそれ。これはこれ。

大きく「美しいものによって別世界に連れていかれる」と考えると、すべての芸術があてはまる。

 

《根っこぼっこ》シビル・フォン・オルファース(1906年刊 多色石板)

これ全部見てみたい。

というわけで、絵本を図書館で借りて見てみました。

いいです。線とデザイン、そして顔があまりかわいくないところが。

 

《コンフィギュレーション》ジャン・アルプ(1966年、木)

触ってみたい。

ジャン・アルプの作品はほかに、ブロンズとリトグラフのものがありました。

どれもらしい曲線がいい。

とは思うものの、木の作品以外は触りたいとは思わない。

 

《宴》ルネ・マグリット(1951年 イセ文化基金)

《常套句(共通の場所)》ルネ・マグリット(1963年 イセ文化基金)

《再開》ルネ・マグリット(1965年 東京富士美術館蔵)

 

画集で別バージョンを見ていた「再開」、見られてうれしい。このシリーズ、並べて見てみたい。

 

3点とも、いつもの通り、温度も湿度も抑えめ。

アイデアを生かすためなのか。そういう人だっただけか。

笑いの要素も少ないんだよなあ。

 

アンドレ・ブルトンの書斎再び。(シュルレアリスム展の感想文

 

岡本太郎とも再会。(「生誕100 岡本太郎」展の感想文

写真4枚、油彩1枚。やっぱりうねりととがり、赤。

ほかに、太郎と両親の写真などもありました。

 

 

 

絵画はもちろん、写真や、木やガラスやブロンズなどの立体作品も多数。

若干まとまりがない印象でしたが、いろんな作品があるだけに好きな作品も見つけられる展覧会。

時間が許せばもう2周くらいしたかったところです。

 

3階に特設ミュージアムショップがありましたが、特になにも入手せず。

 

 

 

そして庭。

 

 

一本で森

 

輪積みを連想させます

 

2011/05/24訪問 

2011/05/25up

2011/06/05追記

 

 

 会場|東京都庭園美術館

会期|20110416日 〜 20110703

休館日|毎月第2・第4水曜日

開館時間|10:00から18:00まで

入館料|一般:1000

 

   

 

 

このまえの感想文 20116

レンブラント 光の探求/闇の誘惑

 

このあとの感想文 20118

石塚佐和子 銅版画展

 

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