葉2輪ヨコ.jpg 葉2輪ヨコ.jpg 葉2輪ヨコ.jpg 埴輪まめ知識 34 葉2輪ヨコ.jpg 葉2輪ヨコ.jpg 葉2輪ヨコ.jpg

空へのあこがれ

 

帽子・冑・冠・鉢巻き。頭に被るもの。

蓋(きぬがさ)・翳(さしば)。頭の上にかざすもの。

水鳥・鷹。空を飛ぶ鳥。

 

あまたあるモチーフから、これらを選ぶ。強調する。

 

古墳時代当時、空を飛ぶ手段はなかったでしょうから、

空へのあこがれは今より強かったのではないでしょうか。

そしてまた、空への恐れも大きかったかもしれません。

飛べないけど

泳げるもん

葉2輪ヨコ.jpg 葉2輪ヨコ.jpg 葉2輪ヨコ.jpg 葉2輪ヨコ.jpg 葉2輪ヨコ.jpg 葉2輪ヨコ.jpg 葉2輪ヨコ.jpg 埴子 作

2011/12/29up

 

蓋(きぬがさ)とは こんなんです

 

「クレアこうのす」に展示されている

生出塚埴輪窯跡から出土した組み合わせ型蓋(きぬがさ)形埴輪

左手前の埴輪を 右奥の埴輪にのっけると 左奥の埴輪のようになる

ちなみに右手前は猪形埴輪

 

左手前の埴輪 上から

こちらでの解説によれば 蓋(きぬがさ)とは

『身分の高い人にかざす日傘』

 

クレアこうのす の埴輪目撃談

 

 

國學院大學所蔵の埴輪

おおきいです 最大直径1メートルくらいか

 

國學院大學の埴輪目撃談

 

 

翳(さしば)とは こんなんです

 

生出塚埴輪窯跡から出土した埴輪 「クレアこうのす」に展示されています

 

 

東京国立博物館所蔵の埴輪

 群馬県伊勢崎市豊城町権現下出土

 

翳(さしば)とは

高貴な人の姿を隠すためのもの

と言われているようです

 

しかし

貴人の顔の代わりにしてはおちゃめすぎないか

うーむ

 

 

 

家形埴輪の屋根の強調も、空を意識しているのかもしれません。

 

もっとも、埴輪は古墳や祭祀場に立てるために作られたので、

遠目に見ても何が表されているのかわかりやすくするために、

特徴を強調しただけかもしれません。

 

それでも、埴輪を見ていると、

空・天・日といったイメージが浮かびます。

 

浮かびません?

どうです?

  

関連項目

 

家形埴輪

被りもの

 

 

 

 

 

埴輪のとなりTOP

 

 

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