葉2輪ヨコ.jpg 葉2輪ヨコ.jpg 葉2輪ヨコ.jpg 埴輪まめ知識 42 葉2輪ヨコ.jpg 葉2輪ヨコ.jpg 葉2輪ヨコ.jpg

土偶

 

埴輪と人気を二分する古代出土品。人物埴輪と比較されがちのようです。

 

以下、両方を見比べると、わかること。

最大の共通点は、粘土を素焼きして作られていること。

最大の違い。それは大きさ。

土偶は片手で持てるサイズ。人物埴輪は一人で持ち上げるのは難しいサイズ。

 

制作時期はかなり違うのですが、展示されている状態の出土品を目で見ただけでは、

「両方とも相当に古そう」くらいしかわからないでしょう。

 

埴子の個人的な印象は、土偶は盛り付けられ埋め尽くされている。デコラティブ。

埴輪は表現のポイントが絞られている。引き算による引き立て。

葉2輪ヨコ.jpg 葉2輪ヨコ.jpg 葉2輪ヨコ.jpg 葉2輪ヨコ.jpg 葉2輪ヨコ.jpg 葉2輪ヨコ.jpg 葉2輪ヨコ.jpg 埴子 作

2012/08/19up

 

なぜか土偶にはあまり惹かれない埴子。

それがテイストの違いを物語っているか。

 

 少し調べたこの機会に、簡単な対応表を作ってみました。参考になれば。

 

比較ポイント

土偶

人物埴輪

まめ 参考にどうぞ

作られていた時代

(だいたい)

縄文時代全期と弥生時代中期

13千年前〜2千年前)

古墳時代中葉から末期

4世紀末〜7世紀初め)

古墳

材料

粘土

粘土

中がどうなっているか

中実のものが多い

(中空のものもある)

中空

輪積み

焼成方法

野焼き

野焼きののち穴窯利用

火と水

大きさ

cmからある

最大で45cm

30cmあれば「大型」らしい)

1本足の立像なら60-100cmほど

最大で165cm2本足の立像)

大きさ

出土数

18000

不明

足の本数

1本足≒脚の表現なし)

どちらかというと2本足が多い

1本足もある)

1本足が多い

2本足もある)

足(人物埴輪)

目と口の表現

周囲を盛り上げていること多し

透孔

透孔

性別

縄文の土偶はすべて女性

弥生の土偶は男女ともあり

男女ともあり

設置場所

住居などいろいろ

(壊され捨てられたり)

(副葬品となったのは縄文晩期)

古墳の上に立てられた

見える

出土地域

ほとんど東日本

ほぼ全国。特に北関東に多い

埴輪の博物館

 

注)埴子調べです。修正の要望など、お問い合わせはこちら

注)土偶との比較対象は、埴輪全体ではなく、「人物埴輪」です。埴輪の基本形は円筒ですから。(人物はバリエーションの一つ)

 

埴子がいちばん気になる違いは、目や口のつくり。

埴輪は孔(透孔、内部の空洞まで突き抜けている)。

土偶は孔ではないもの多し。

 

 

以下、土偶の親戚か土偶の仲間。

 

「土偶型容器」(弥生時代前半)

再葬(土葬ののち骨を集めて葬る)のための容器らしいです。

男女ともあり。

脚の表現なし。顔つきや文様は土偶ですね。

 

「顔壺」(弥生時代前半)

目や口の周りを盛り上げているものが多いようです。孔ではないようです。

こちらも、顔つきや文様は土偶ですね。

ともかく、見るからに埴輪とは違う顔付きです。

性別、ちょっと分からず。

(「発掘された日本列島2012」に出演)

 

「筒形土偶」(縄文後期初頭)

写真を見ると、目や口は孔っぽいものの、やはり土偶テイストを感じました。

そして20cm前後とあまり大きくはないようです。

関東を中心に出現したものの、すぐに姿を消してしまったようです。

 

 

参考文献

 

『列島の考古学 縄文時代』能登 健/著 河出書房新社(2011)

 

『列島の考古学 弥生時代』武末 純一、森岡 秀人、設楽 博己/著 河出書房新社(2011)

 

『日本の美術 526号(20103月号) 土偶とその周辺T(縄文草創期-中期)』原田昌幸/執筆 ぎょうせい(2010)

 

『日本の美術 527号(20104月号) 土偶とその周辺U(縄文後期〜晩期)』原田昌幸/執筆 ぎょうせい(2010)

 

『岡本太郎の宇宙 別巻 太郎写真曼陀羅』(ちくま学芸文庫)岡本 太郎/著 筑摩書房(2011)

 

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