葉2輪ヨコ.jpg 葉2輪ヨコ.jpg 葉2輪ヨコ.jpg 埴輪まめ知識 43 葉2輪ヨコ.jpg 葉2輪ヨコ.jpg 葉2輪ヨコ.jpg

特殊器台

 

巨大化した器台。高さ1m超えもあり。吉備地方で多く出土。弥生時代末のものらしい。

特殊壺とセットの出土が多いようです。

 

宮山遺跡などでは特殊器台のみ大量出土。台から塀へ。変化の理由は、謎。

箸墓古墳や西殿塚古墳では、特殊器台と円筒埴輪の両方が出土しています。

 

特殊器台と埴輪の大きな違いは、脚を踏ん張っている(特殊器台)かいない(埴輪)か。

特殊器台は置かれ、埴輪は脚部を埋めて立てられた、ということでしょう。

 

特殊器台から円筒埴輪が生まれた、と考えられているようです。

また、特殊壺と特殊器台とのセットから朝顔形円筒埴輪が生まれた、という説も有力。

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2012/08/19up

 

 

最古のタイプの埴輪と言われている都月型円筒埴輪(特殊器台形埴輪)は、

文様や透かし孔などのデザインが、特殊器台に似ていますが、ややあっさり。

 

 

古墳時代という時代は、

律令国家の夜明け前。

大和政権が勢力を広げつつある時代。

まだ地域性が色濃く残っていた時代。

 

埴輪にも地域色が現れています。

 

そんなわけで

埴輪の起源は一つではなく、各地で異なるのでは、という説もあるようです。

 

 

ルーツは一つじゃない

近道

まわり道

けもの道

 

 

だとすると

「特殊器台→円筒埴輪」説も、

「特殊壺→壺形埴輪」説も、

「特殊壺+特殊器台→朝顔形円筒埴輪」説も、

起源説のうちの一つということになります。

 

いずれ、新説が発表されるかも。

 

  

特殊壺

 

特殊器台と一対一で出土していることから察するに、特殊器台の上に乗っていた。

 

底に孔があけられています。多くは焼成した後に穿たれたようです。

 

胴部には孔がありません。

 

首が長く、口縁は二重になっています。

上の口縁よりも下の口縁が外側に突き出ているもの多し。

胴部はタマネギやそろばん玉のような形で安定感あり。

一番張り出している部分に、樽や桶のタガのような突帯が、二〜三条ほど巡っています。

 

突帯は特殊器台に乗せたときに、かみ合うような位置に付けられているようです。

文様や透かし孔などのデザインも、特殊器台と合うように作られています。

ツーピースのセットアップもの、ということですね。

 

 

壺形埴輪の元型、との説あり。

 

 

 

  

「特殊器台」「特殊壺」という名称について

 

魅力的な出土品なのに

この名前は非常にもったいない。

必ず、特殊って何? となってしまう。分かりにくい。

かなり損をしていると思うのですが

「とくしゅきだい」「とくしゅつぼ」

しゅ

しゅ

しゅ

「朱色」にかけている?

かけてないだろうな…

 

 

新名称を考えよう。

 

装飾器台、というと別のものを指すらしい。

 

巨大器台。巨大壺。

大型だけど、巨大というほどではない。

といって、大器台と大壺、ではだめだろう。

 

華美器台。華美壺。

字面は突帯が多めな見た目とつながる。

音がちょっと悪いな。

 

朱色器台。朱色壺。

他にも赤い器台や壺はある。

 

朱大器台。わかりやすくはある。

朱大壺。壺はそんなに大きいわけではないのよね。

 

 

 

「吉備器台」「吉備壺」

 

これどうでしょう。

キビキダイ。キビツボ。

キビキ。キビキビ。いい響き。

キビツ。吉備津彦もいることだし。

 

どう?

ダメ?

 

 

 

  

関連参考サイト・参考文献

 

特殊な壺と器台(岡山県古代吉備文化財センター)

 

 

近藤 義郎 (1983)

『前方後円墳の時代』 岩波書店

 

右島 和夫、千賀 (2011)

『古墳時代 列島の考古学』 河出書房新社

 

福本 明(2007)

シリーズ「遺跡を学ぶ」034『吉備の弥生大首長墓・楯築弥生墳丘墓』新泉社

 

埴輪本

 

 

2014/06/23追記

2014/07/04追記・修正

 2015/01/04追記・修正

 

関連まめ

 

都月型円筒埴輪

壺形埴輪

朝顔形円筒埴輪

 

 

 

 

 

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