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時代
最古の埴輪は、どれとは確定されていません。 最古級の古墳を彩った埴輪は、都月型円筒埴輪や壺形埴輪が多いようです。 ざっくり言って、3世紀。
最新の埴輪、つまり最後の埴輪も、確定はされていません。 おそらく、6世紀末ごろ。 最末期の埴輪には、須恵質埴輪もあるようです。これが手がかりかも。 |
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2016/02/25up
埴輪は、
埴輪の舞台となる古墳が生まれたころに生まれ、
古墳が消えたころに消えたようです。
都月型円筒埴輪や壺形埴輪が出土した最古級の古墳には、都月坂1号墳や箸墓古墳などがあります。
須恵質埴輪は、須恵器と同じ技法でつくられたらしく、硬く灰色です。
埼玉古墳群最後の前方後円墳である中の山古墳から須恵質埴輪壺が出土しています。
中の山古墳は、6世紀末-7世紀初め築造と推定されているので、最後の埴輪は7世紀初めまで下るかもしれません。
つまり、古墳の築造年代が判明したなら、最古/最後の埴輪も見えてくることになります。
しかし、古墳の築造年代を決定するのは、容易ではないようです。