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旅する埴輪
古墳時代、80kmも移動した埴輪たちがいます。 埴輪は素焼き。よく無事に運べたものです。
なぜ近くで作ろうとしなかったのでしょうか。 餅は餅屋。埴輪は埴輪部。なのかも。
時は流れ、今や、海外出張する埴輪もいれば、 パリやNYなど、海外在住の埴輪もいます。
求められて旅立った埴輪には、 新天地での出会いが幾つも待っていることでしょう。 |
求められてる 待たれてる 埴子作 |
2011/02/08up
古墳時代に旅した埴輪
埼玉県鴻巣市の生出塚埴輪窯で作られた埴輪が、 関東各地で出土しています。
埼玉県行田市の埼玉古墳群 千葉県市原市の山倉1号墳 (東限、直線距離およそ80km) 千葉県市川市法皇塚古墳 東京都大田区の多摩川台1号墳 東京都北区の赤羽台4号墳 神奈川県横浜市緑区の北門古墳群1号墳 (南限、直線距離およそ60km) など。
船で運ばれたようです。
参照おすすめ埴輪本 『東日本最大級の埴輪工房・生出塚埴輪窯』
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海外在住の埴輪たち
日本から海外に移住した埴輪と言えましょう。
もともと海外(韓国)出身の埴輪もいます。 大韓民国国立光州博物館 には、 月桂洞1号墳出土の円筒埴輪・朝顔形円筒埴輪が 所蔵されています。
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現在、日本文化に魅せられている外国の人々は、
かなり多数いるようです。
埴輪の魅力に気づいている人も、
きっと少なくないことでしょう。
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