平成24年度企画展 野田に生きた人々 その生活と文化 2012

の埴輪目撃談(20123

 

 

こちら、市民会館と同じ敷地の一角にある博物館。

  赤い塀がすてき

その中に埴輪がいます。

さあ入ってみましょう。

 

 

ガラス張りの島に埴輪たち(と壺たち)がいます。

2階から撮影 

 

やはり目立つところにいますね

 

さて この影

なーんだ

 

[流山市東深井(ひがしふかい)古墳出土]

魚だ

そう 魚の埴輪というものがここに存在するのだ

 

では この影

なーんだ

 

[流山市東深井古墳出土]

彼の頭でした

 

いったいどういう被りものなのか

なぜこんなに横広なのか

作るの大変のはずなのに

それでも作ったそのわけは

 

埴輪は想像を超える

軽々と超える

 

さて

まず埴輪は下から見てみていただきたい

 

すると

たとえば 無表情と思われた彼も

[流山市東深井古墳出土]

 

見上げればほら

ほほえみ

 

彼もまた

[流山市東深井古墳出土]

 

ちなみに彼の場合

鼻の穴も見えます

人物頭部は合計4体ありましたが鼻の穴持ちは彼だけのようです

 

こちらの彼も

まずは下から

[門倉公園前古墳出土]

 

今度は上から見てみて

 

ぱっかり

 

本日のベストショット

 

さて

目の穴

口の穴

耳の穴

鼻の穴

くらいまでは まあ わかる

 

横から見てみて

これはなかなかの

衝撃画像

 

なぜ頭に穴が開いているのか。埴子は考える。埴子は推測する。

その1 早く乾かすことができるから

その2 焼くときに内側もよく焼けるから

その3 閉じるのは面倒だから

その4 粘土を節約できるから

その5 遠くから見たら見えないところだから

その6 何かを入れられるから

 

埴子は16の順に自信がなくなってゆく。

 

鶏形埴輪は珍しくありませんが

[流山市東深井古墳出土]

ずどんとした体がおもしろい

そしてとさか

細かくつんつん

顔つきがまたいい

 

そして尾羽ですが

残念 折れてどこかへ行ってしまったようです

お尻に穴あり

 

喉元にも穴あり

 

 

基本に立ち返る

 

朝顔形円筒埴輪

[香取原古墳出土]

直しは多いですが大きい

おそらく1m超え

 

[香取原古墳出土]

ザ・円筒埴輪といったおもむき

醤油樽ではありません

 

けっこう大きめ。高さ60cmくらいでしょうか。

突帯3条に丸い穴。

 

 

さて こちらに展示されている埴輪の出土地は野田市とその周辺とのことです。

しかしその中で明らかに色の違う埴輪が一体。

 

どーれだ

惜しい 所々  白い詰め物が…

 

そう 馬。

『流山市内出土』だそうです。古墳名不明。

 

粘土が違うのだろうとは思いますが

果たして

粘土を採ったところが違うから色が違うのか

馬が違う土地から連れてこられたから色が違うのか

古墳名がわからないあたり。流れ馬かもしれません。

埴輪は、由来がわからないものは珍しくないのです。

 

馬の謎は馬に訊こう

教えておくれ

ひひーん

生意気そうな顔

 

このようにたっぷり観察・撮影させていただきました。

野田市郷土博物館の皆様ありがとうございました。 

堪能しました。

 

ちなみに、流山市立博物館、目撃談を書いてませんが埴子は目撃済み。

こちらの魚はレプリカなのです。

とはいえ盾持ち人や下総型の人物埴輪など、かなり強烈なのでこちらの博物館もおすすめ。 

 

  

 

混雑状況報告。

 

中学生らしき小団体などがいましたが、混んではいませんでした。

金曜日、1314

 

 2012/05/11訪問 

  

 

 このページの画像はすべて、野田市郷土博物館所蔵・展示の埴輪などを、許可を頂いた上で埴子が撮影・掲載したものです。

 2012/05/13up

 

 

会場|野田市郷土博物館

会期|201247日(土)〜平成24625日(月)

休館日|火曜

開館時間|9-17

入館料|無料

 

   

  

    

 

このまえの目撃談  20122

原弘と東京国立近代美術館の埴輪目撃談

 

このあとの目撃談 20124

発掘された日本列島2012の埴輪目撃談

 

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