北区飛鳥山博物館 秋期企画展
の埴輪目撃談
北区飛鳥山博物館、埴子は2回目の訪問です。
前回も会っている北区所蔵の埴輪たちだけかなー と思っていたのですが なんとなんと 華やかなゲストが多数出演していますよ。
今回の企画展で大変重要な窯である、埼玉県生出塚(おいねづか)埴輪窯から。 まずは目を惹く全身像、2本足の男子埴輪2体。袴はそれぞれ、市松模様と縦縞。 上半身のみの男子埴輪もいました。 他、円筒埴輪や鞆形埴輪、馬形埴輪も来ていました。
埼玉県行田市の白山2号墳から、かなり頑張ってつなぎ合わされた男子埴輪。
千葉県市原市の山倉1号墳から、2本足の男子埴輪。 生出塚(おいねづか)埴輪窯で焼かれた埴輪の東限と言われています。
千葉県市川市の法皇塚古墳から、男子埴輪と家形埴輪。復元部分多めですが。
そしてもちろん、赤羽台4号墳の埴輪たち。 1本足の男子と頭部のみの男子、鞆、円筒。大事な大事なかけらたちも。 あくまで彼らが主役。 それにしても頭部のみの男子の顔ときたら。 前回もやられましたが、チラシや図録の表紙を一番大きく飾るだけのことはあります。
ゲストはどういう基準で選ばれたかというと、主役たちの「そっくりさん」であるかどうか、です。 よーく見てそっくり度合いを確かめましょう。 埴輪によっては背面も見ることができるので、見せてもらいましょう。
なぜそっくりか? 出身地、というか出身窯と出身工房が同じと推定されるからです。 川や海を介して運ばれたと考えられています。
当時の流通事情に思いを馳せる…
馳せた?
今回は陸路で来たのでしょうね。
埴輪が同窓会をしているこの企画展。 コンパクトながら埴輪をしっかり見ることができます。 足を運べる方、ぜひご覧あれ。 強くおすすめします!
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グッズなど。
本企画展の図録あり。 \500。 入手。 古墳分布図、埴輪分布図。 房州磯石と貝殻についても。 もちろん写真多数。カラー。 関連博物館紹介ページなどもあり。
メモ帳。1本足の男子が表紙(はがきにもなる)。中を開くと頭部のみの男子が。 これは前回入手済み。まだありましたよ。
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混雑状況報告。
金曜日、11:30‐12。 混んでいるわけではありませんでしたが、入れ替わり立ち替わりしつつ、4‐5人は会場内にいる状態でした。
2012/11/16訪問 |
常設展は前回見学、今回は見ず。
赤羽台古墳群までは行けなかったので(図録によれば、星美学園敷地内に1号墳のみが残っているが見学不可らしい)
かわりに
飛鳥山公園の旧渋沢庭園内にある飛鳥山1号墳。
埴輪は出土していないようですが
登ってみましょう。
秋の公園が見えます。
このページの画像はすべて、埴子が撮影したものです。 |
2012/11/20up
会場|北区飛鳥山博物館 会期|2012年10月27日(土)〜12月9日(日) 休館日|月曜 開館時間|午前10時〜午後5時 入館料|無料
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