総合文化展(東洋館)
於・東京国立博物館
の目撃談 (2014の003)
総合文化展というのは、他の博物館で言うところの常設展。 ではなぜ常設展と言わないのかというと、常設展ではないからです。 所蔵作品が豊富なので、常設とは言えないほど入れ替えがひんぱんなのです。 トーハクは通う価値あり、むしろ通わねば全容が見えないのです。
そして建物も広い。 一日で回りきれないほど広い。
展示館だけでも、 本館・平成館・東洋館・法隆寺宝物館・表慶館・黒田記念館の7館があります。
今は表慶館の展示はなし、黒田記念館は休館中ですが。
ほかに、庭園・茶室・資料館もあります。
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今回は東洋館の目撃談。といっても、かけあしで見てしまいました。 埴輪のいる平成館以外は、なかなかじっくり見れません。
中国文明のはじまり 東洋館3階 4室 2014年1月15日(水) 〜 2014年5月11日(日)
佩玉 1双 朝鮮 朝鮮時代・19〜20世紀
豪華だ。ギョク、水晶、紫水晶。
玉豚 1対 中国 前漢〜後漢時代・前2〜後3世紀
蝉形含玉 中国 前漢〜後漢時代・前3〜後3世紀
豚とか蝉とか、珍重される動物が日本とは違うようだ。 でもイノシシの埴輪はあるな。蝉はない。
西アジア・エジプトの美術 東洋館2階 3室 2014年1月2日(木) 〜 2014年3月30日(日)
手前 鴇像 1躯 エジプト、トゥーナ・エル・ゲベル出土 プトレマイオス朝時代・前304〜前30年 左奥 セクメト女神像 2個 エジプト、テーベ出土 新王国時代・第18王朝・前16世紀〜前14世紀
トキと、頭だけライオンの女神様。 トキはわかる。ライオンは、日本にはいなかったからなあ。
聖魚オクシリンコス像 1個 エジプト 末期王朝時代・前664〜前332年頃
シンプルでいい。魚形埴輪と共通するものがある。 影もいい。
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今回の特記事項
東洋館すべては見れませんでした。 5階から、ざっとでも見たのは2階まで。
ほんとうは正統コースどおりに見てまわったほうがいいようです。 つまり、1階1室から5階10室まで室順に見てゆき、最後に地下の11室-13室を見る。
階段が入り組んでいて、へたすると、ひと階分を見落とすのです。 例えば、2階が中2階みたいな構造なので、1階から3階にすぐ行けてしまう。
はっきり目的がある場合はともかく、全体を見たい場合は、案内通りに行きましょう。
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混雑状況報告。 空いております。 ワンフロア贅沢に貸し切りもあり。
一期一会。 それでも見てよかった。今後の埴輪活動の糧です。
2014/01/21(火)だいたい15:45-16:15訪問 |
東洋館を出ると
夕焼け
このページの画像はすべて、上記館所蔵もしくは展示の作品などを、埴子が撮影したものです。 |
2014/01/28up
会場|東京国立博物館東洋館 会期|上記参照。室ごとに異なります
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