総合文化展(平成館)
於・東京国立博物館
の目撃談 (2014の04)
左:巴形銅器 香川県さぬき市寒川町石田東出土 弥生時代(後期)・1〜3世紀 右:巴形銅器 長崎県対馬市豊玉町佐保出土 弥生時代(後期)・1〜3世紀
手裏剣じゃないよ。 弥生時代から古墳時代にかけて作られたもの。 忍者が現れるまでには、まだまだ時が必要。 現在は巴形銅器と呼んでいるらしいが
それで、これは、何? どうやって使ったの? 実は手裏剣もどきだったのかも…
この頃のもので、銅で作ってあるんだから、かなり重要な品ではあるのでしょう。 そうすると、投げちゃったらなくなっちゃうから、やっぱり手裏剣じゃないな。
さて、巴形銅器は置いておいて。
しばらく前から、鍬形石なるものが気になっている。今日はこれを撮りに来た。
上:鍬形石 左下:巴形銅器 右下:銅鏃 奈良県天理市檪本町東大寺山北高塚 東大寺山古墳出土 古墳時代・4世紀
鍬形石 岐阜県大垣市 長塚古墳出土 古墳時代・4〜5世紀
腕輪と解釈されているらしいが、これを、ほんとうに腕につけてたの? けっこう大きいし、重そう。広がってるほう、邪魔だし。 男女問わずつけてたのかな? 置物? 武器? 祭器? 埴輪では見ない形。
上:貝輪 神奈川県三浦市南下浦町 毘沙門C洞窟出土 弥生時代(後期)・1〜3世紀 下:銅釧 長崎県対馬市豊玉町佐保出土 弥生時代(後期)・1〜3世紀
貝釧 静岡県磐田市新貝 松林山古墳出土 古墳時代・4世紀
左:車輪石 鳥取県東伯郡湯梨浜町上橋津 馬ノ山4号墳出土 古墳時代・4世紀 右:車輪石 京都府京田辺市 飯岡車塚古墳出土 古墳時代・4〜5世紀
鍬形石とそれを囲むいっぱいの石釧 岐阜県大垣市 長塚古墳出土 古墳時代・4〜5世紀
貝輪・銅釧・貝釧・車輪石・石釧はわかる。まあ腕につけられる。 貝釧は、うっかりしてると刺さりそうだけど。
でも 鍬形石…
丸と角の組み合わせ。 と考えると、前方後円墳に通じる、かもしれない。時期的にも。
形は前方後円墳よりも銅鐸に似てるか。
銅鐸 弥生時代(前期〜後期)
銅鐸は左右対称ね。
鍬形石は、左右対称じゃないのが多いようだ。どうしてかなあ。 貝のまね?
前方後円墳は左右対称。 埴輪は並ぶ。左右対称な墳墓の上に。
きいてみよう。 鍬形石って知ってる?
… 知らないか。秘密なのか。
しかし動物の正面顔はおもしろい。
聞かれても困るらしい。
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2014/02/22(土)15:00-15:30訪問
このページの画像はすべて、上記館所蔵もしくは展示の作品などを、埴子が撮影したものです。 |
2014/02/25up
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