於・東京国立博物館 平成館 考古展示室
の目撃談 (2014の09)
埴輪のルーツは特殊器台ではないかと言われています。 この特殊器台は、吉備中心に出土しているのです。 今回の特集陳列、「吉備」だというので良く見ておこうと思いました。
もっとも、須恵器が日本に伝わったのは4世紀末頃以降だそうです。つまり、埴輪誕生よりあと。 でも、須恵器のまわりにも、埴輪が生まれた謎を解明する鍵がころがっているかも。
さて、埴輪よりも硬く焼き締められた須恵器は灰色。 形はいろいろ。
脚ながのシルエット重視のスマートなものから
バランスを犠牲にしてごちゃごちゃのせちゃったものまで
だいたい6世紀ごろのものらしい。この並び順で誕生したのかな。 だとすると、器台から特殊器台への発展に似ている。ような気がする。 そのままではいられない。過剰に向かう。
提瓶。ていへい。さげべ。
ブヒ… ではない。 なぜ内側が真ん中で区切られている?
装飾付脚付壺 岡山県瀬戸内市長船町小笠山出土
乗っけすぎて、縮んでしまったかのような壺。
乗ってる物も気になるが
脚がぐねってるよ〜 どうしてそうなるの。重いから? 振り落として逃げ出そうとしているのかもしれない。
左:革袋形提瓶。 革袋を粘土で表現。縫い目がなかなかそれっぽくて、よい。
奥:横瓶。 左右対称ではないからよい。整い過ぎていないところが。 それにつけても、よこべい… ヨコベイ…
右:平瓶 アップでどうぞ
絵が描かれています。
馬。だと思います。しっぽが。 手前に写真付き。
だった のですが 写真の写真は反射でうまくとれず。 行って見てみてくださいな。
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混雑状況報告。
総合企画展スペース全体が、お正月なみに混んでいました。 トイレ、ロッカー、廊下、椅子、ミュージアムショップも人が多め。 キトラや栄西などの企画展からの人が流れてきているもよう。
はいえ、展示を見るための行列はありません。人の頭の後ろから見るということもなかったです。 あまり長く立ち止まっているわけにはいかない、という程度。 撮影は、フレームに人が入りがち。
2014/05/06(火)14:30-15:00訪問 |
このページの画像はすべて、上記館所蔵もしくは展示の作品などを、埴子が撮影したものです。 |
2014/05/10up
会場|東京国立博物館 平成館 考古展示室 会期|平成館 考古展示室 2014年3月11日(火) 〜 2014年9月7日(日)
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