総合文化展(平成館)

 於・東京国立博物館 

 

の目撃談 (201410)

 

 

赤く塗った弥生土器。

 

色もさることながら、ラインの美しさ。

 

 

二重口縁壺。弥生時代の土師器。

 

この形もいい。美しさとかわいらしさ。

そして下の口縁のボタン状のかざり。埴輪テイストを感じる。

 

 

埴輪と肌も似ている。顔料を塗ってはいないが、赤みがかっている。

埴輪と土師器は、基本的には同じような焼き方をしたらしい。

 

後から日本列島に入ってきた須恵器は、土師器より高温で焼かれたもの。

参考  須恵器の展開 ―吉備の古墳時代― の目撃談

だから、須恵器は土師器より硬い。水漏れなし。

でも土師器も、須恵器と並行して平安時代まで作られていました。需要あり。

 

土師器も須恵器も、埴輪と同時期に存在していた。

 

 

そのむかし、勾玉の時代があった。

王道はヒスイかと思われますが

 

土でも勾玉を作る。滑石でも勾玉を作る。

 

ただの石?でも勾玉を作る。ひらべったい。

 

この形が重要だったのでしょうか。

 

 

そして

 

謎の弧帯文石。これはレプリカ。

 

原品は、岡山県倉敷市 楯築神社 伝世出土。弥生時代(後期)3世紀。

また岡山、吉備である。

この地には埴輪を生み出した何かがある。

 

うねる帯が作る円の中には山脈

 

右端に顔も見える

 

不思議すぎて怖い

わからないものは怖い

 

 

重要物件をもうひとつ。

銀象嵌銘大刀  熊本県玉名郡和水町 江田船山古墳出土

ぶれましたが 魚と鳥。大刀の銀象嵌のもよう。

 

反対側には馬。左下のはなんだろう。

 

どちらが表でどちらが裏か

ともかく文字ではない

 

文字はここ

 大刀の背

 

読めますでしょうか。「治天下獲□□□鹵大王世…」と書いてあります。

これは国宝。そりゃそうだ。56世紀の文字情報ですから。

 

これは不思議さはない。別の怖さがなくもない。

 

 

家形飾環頭大刀柄頭 奈良県天理市檪本町東大寺山北高塚 東大寺山古墳出土 古墳時代・4世紀

 

大刀の柄にお家の飾りをつける。

家というのは、当時の日本の重要なモチーフだったらしい。

 

わかるようなわからないような。

 

 

 

埴輪においても、家は大事。

 

埴輪 入母屋造家 奈良県桜井市外山出土 古墳時代・5世紀

 

切妻4体 寄棟1

群馬県藤岡市 白石稲荷山古墳出土

  

こまりんぼ。

 

さしば。

 

突帯がぐねってる円筒埴輪。

 

おまけ。埴輪じゃないけど

陶棺 岡山県美作市平福出土 古墳(飛鳥)時代・67世紀

 

家形埴輪っぽい。

質感や突帯など、全体的にテイストが埴輪。

 

でも側面の絵は、もう仏教の要素あり。もはや埴輪が作られなくなった頃のものなのでしょう。

そういえば、立体的な人物の絵も、埴輪では見たことがない。

 

  

  

混雑状況報告。

 

総合企画展スペース全体が、お正月なみに混んでいました。

トイレ、ロッカー、廊下、椅子、ミュージアムショップも人が多め。

キトラや栄西などの企画展からの人が流れてきているもよう。

 

とはいえ、展示を見るための行列はありません。人の頭の後ろから見るということもなかったです。

あまり長く立ち止まっているわけにはいかない、という程度。

撮影は、フレームに人が入りがち。

 

  2014/05/06(火)15:00-15:30訪問 

  

 

 このページの画像はすべて、上記館所蔵もしくは展示の作品などを、埴子が撮影したものです。

 2014/05/10up

 

 

会場|東京国立博物館(平成館)

 

   

  

    

 

このまえの目撃談 (201409)

 須恵器の展開 ―吉備の古墳時代― の目撃談

 

このあとの目撃談 (201411)

熊めぐり の目撃談

 

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