新博物館開館10周年特別企画
及び
常設展
於・明治大学博物館
の目撃談 (2014の12)
まずは企画展の「明大博物館クロニクル」、地下一階の特別展示室へ。
いきなり、坂本万七の写真。写真の力と埴輪の力。掛け合わされて、圧倒される。
埴輪の撮影者と言えばやはり坂本万七でしょう。 写真の威力を考えると、埴輪を再び世に出した人、という見方もできる。
かなり高く舞いあがって展示室内へ。
ありました埴輪。 馬渡埴輪制作遺跡の埴輪。 腕とか、家の脚部とか、刀の柄とか、円筒埴輪とか。
ところどころ、赤い色が塗られている。 練習で作った埴輪。
見るからに練習だけど、焼いたのね。
坂本万七の撮影した埴輪の実物がありました。
万七先生には及びませんが、埴輪の存在の証明写真。参考までにどうぞ。
茨城県石岡市八幡出土の帽子をかぶる男子人物埴輪。
頭が開いているのが残念。 というのも、上から頭部に光が入ると…
目がちょっとね。頭の中が見えてしまう。
できるだけ下から撮ってみた。
ネアンデルタール人の骨格標本(レプリカ)と並ぶ円筒埴輪。玉里舟塚古墳出土。
骸骨、けっこう背が高い。浮いているせいもあるけど。180cm前後か。 この埴輪も高さ1mくらい、大きいほう。
斜め格子が描かれています。
円筒の上端はエッジが効いている。
右後ろの解説パネルには2010年に開催された埴輪の企画展の情報がある。
その展示のために再調査をしたら、上記の斜め格子のほか、存在を知られていなかった埴輪など、新たな発見があったとのこと。 結果、古墳についての評価が変わった、とか。 展示による成果には、そういったこともあるのね。
パネルも読みましょう。
いつか、坂本万七写真展をやって欲しいなあ。埴輪中心に。 と思ったら、コレクション展を昨年開催していたらしい! 見逃した! もう一回、おねがいします。そしてやるならもっと宣伝して。
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常設展。地下二階。
旧石器時代を飛ばして 縄文時代のものたち
いつもは埴輪以外は流すので、本日このコーナーをちゃんと見て驚いたのは
左上の10個、耳栓
どういう時に耳栓をしていたのだろうか。
弥生時代のものたち
いよいよ古墳時代がきた。 古墳時代のものたち
時を経て、欠けちゃってたって大事なものたち。
あな がすてきな円筒埴輪。
この孔は時を経る前から開いていた。
底に孔がうがたれた壺。鏡で底の孔が見えるようになっている展示。
この孔も時を経る前から開いていた。
舟塚古墳の埴輪たち
円筒埴輪2体と家形埴輪は出土品らしい。 人物埴輪はレプリカらしい。よくできてます。が、出土品3体と色が違う。 出土品の人物埴輪の色は。はたして。
朝顔形円筒埴輪 突帯はうねる
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混雑状況報告。 空いております。無人のときもあるほど。
狙い目。
2014/05/14(水)13:45-14:30訪問 |
このページの画像はすべて、上記館所蔵もしくは展示の作品などを、埴子が撮影したものです。 |
2014/05/00up
会場|明治大学博物館 会期|2014年5月3日(土)〜6月22日(日)
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