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発掘された日本列島2014

於・江戸東京博物館

目撃談 (201416)

 

 

列島展20周年、おめでとうございます

 

それにしても

日本橋のギボシ越しに埴輪を見る日が来ようとは

 

江戸東京博物館6階が入り口で、例年の列島展は5階のみ。

博物館全体が大きいので、埴輪を見るまでに時間がかかる印象でした。

でも今年は6階に埴輪がいるのです。

 

メインは大阪府高槻市今城塚古墳出土の埴輪。

 

 

牛と目が合う。

 思わず一枚。

一周めは撮らずにじっくり見る予定だったのだが。

 

今城塚古墳の埴輪は、2009年の群馬の大埴輪展にも出ていました。下記参考文献参照。

その時のほうが出点数が多かったと記憶しています。

というわけで再会の埴輪もある。

はずですが、再会か初対面かはっきりわからず。

今城塚古墳はたくさん埴輪が出土しているのよ。

同時期に別の企画展(『大王の儀礼の場今城塚古代歴史館にて2014712日(土)〜2014831())に別チームが出演中。

 

 

 

うーむ

こっちの家は見たっけ

 

覚えがあるのは

こっちの家形埴輪。

 

屋根のふちに

魚がいる

 

反対側はシンプル、かとおもいきや

今回よく見たら 横木が渡されていたり入口が波打ってたり細かい線刻があったり

 

そうなると

家の向こう側も見てみたい

 

今回残念なのは、ケース内の展示しかないこと。直置き埴輪がないのです。

ぐるり360度見たい。できれば上からも下からも見たい。

そしてこのケースの前には木の手すりがあって、埴輪の足元が撮りづらい。

もっとも、撮影時の支えになってくれるという一面もある。

 

大刀と盾が一体化している埴輪。

 

大刀部分、というか

大刀の柄の部分。

 

盾部分。

大刀のさや部分でもある。

 

 もいちど牛。

なぜか

 

さっきより

にがにがしい顔

 

忘れたのか 覚えてないのかこのオレを

 

ということなのかも

ごめん覚えてない

ただ

牛がいた ということは覚えてるのよ

埴輪の牛は珍しいので

 

 

鶏とは

美しい鳥

 

こっこっこ

強い鳥

 

 

巫女形埴輪。

人物埴輪の基本。

 

首よりも耳よりも、足首。二重のアンクレット。

脚が太いのは まあしかたない

輪積みで中空にする という埴輪のつくりかたの都合上 そんなに細くはできない

中空じゃなければ話は別だけど

 

ところで

裸足なのね。

 

 

巫女衣装。

左右非対称の布とか、リボンとか、線刻とか。いいなあ。

 

ところで

ちゃんと顔がある

 

群馬のときに巫女が数体あったけどみんな顔がなかった気がする

だから太い脚だけが気になった覚えがある

 

と思って図録(2009)を見たら、やはり顔がない。

 

あのあと顔が発掘されたのかな

それともかけらをつないだら合う顔が見つかったのかな

それとも推定復元かなあ

 

割れ目、というかつなぎ目がないところをみると復元かも

それでも顔はあったほうがいいね

 

ちなみに

新泉社の遺跡を学ぶシリーズ077 (2011)を見たらもう顔があったわ

 

 

力士。

ここが両国だから、というわけではないと思うが。

 

この力士の埴輪は、どこが出土品でどこが復元部分かがわかりやすい。

復元のし方もいろいろなのね。

お顔はだいぶ復元。

 

このひとが裸足なのは納得だけど

手首につけているのは何? まげはどうなっているの?

 

ちなみに群馬の図録では部分のみで、立ちあがれていない。

力士は数体出ているようなので

そのかけらがこの埴輪かどうかも分からないのだが

ともかく つないだり足したり運んだりして、今、ここに立てられた。

 

 

これ

なーんだ

 

器台形埴輪でした。

 

 

これ

なーんだ

 

円筒埴輪に描かれた船でした。

 

ちなみに今城塚古墳出土の埴輪は2003年の列島展にも出演したとのこと。

 

 

はなれたところにもう一体いました。

大阪府羽曳野市応神天皇陵古墳出土の水鳥形埴輪

 

 

 

 

さて、埴輪以外では、縄文土器が充実している印象でした。

4点 火焔型土器(新潟県十日町市野首遺跡出土)  右4点 焼町土器(群馬県渋川市道訓前遺跡出土)

これは6階。

5階にもたくさんありました。

 

空白恐怖症かしら。

この頃は人口が少なかったし。

人ごみに酔う、とか、人が多くて息がつまる、ということはなかったろうな。

混んでて前に進めない、とか、すいてるところを選んで行く、とかも。

自分の死はもちろん、人の死もおそろしかったろうなあ。

 

いや、器用な人が思わず作っただけかも。

 

土偶もけっこうありましたが、印象は土器のほうが強かったです。

 

 

弥生も、印象的だったのは土器かな。

 

人面付き土器

左:常陸大宮市小野天神前遺跡出土  中央 常陸大宮市泉坂下遺跡出土 右 那珂市海後遺跡出土

すべて茨城県出土

 

ほか、印象強かったのは、巨大な甕棺(日本列島 佐賀県吉野ケ里遺跡出土)。

昔は土葬だったんだもんなあ。ひとが一人、入る甕。大きいわけだ。

それにしても、ここまでよく運びましたね。

これは直置きされてました。大きすぎて入れるケースがないのかも。

 

 

列島展歴代のポスター。

 初回の1995年から、昨年2013年までの19

 

埴輪を探したら、今年含めた20枚中、18枚に出演していました。

 

はにわとは はにわとは はにわとは?

 

埴輪とは、列島展の頼れる花形。

 

  

 

 

おすすめ参考文献

 

文化庁編集(2014)

『発掘された日本列島2014 新発見考古速報』朝日新聞出版

 

文化庁編集(2003)

『発掘された日本列島2003 新発見考古速報』朝日新聞出版

 

森田克行(2011)

シリーズ「遺跡を学ぶ」077『よみがえる大王墓・今城塚古墳』新泉社

 

群馬県立歴史博物館(2009)

『開館30周年記念展 国宝武人ハニワ、群馬へ帰る! これが最後、東と西の埴輪大集合(第86回企画展)』

(この図録は絶版になってしまったようです)

  

 

 

今回の特記事項

 

20回。

会場も出品数も倍くらいでした。堪能しました。

ただ、時代順ではないところもあるうえ、3部に分かれているので、ややごちゃごちゃしています。

色分けされている解説パネルなどをチェックしながら観ると、混乱せずに済むかも。

 

その点、上掲の列島展本は整理されています。

巻末には、これまで出演した遺跡の一覧が時代順に載っています。

登場した列島展の年度も記載されています。

なかなか打たれるものがあります。

  

  

 

混雑状況報告。

 

夏季の開館時間の延長の時間をねらって訪問したので、すいてました。

貸し切りとまでは行きませんでしたが、数えるほどしか人がいませんでした。

 

行き帰りがまだしも涼しいし、おすすめです。

江戸東京博物館サイトをチェックして行ってみてはいかがでしょうか。

 

全体を2往復。埴輪の前ではうろうろねばる。

すいていても、埴輪に絞って見ていても、けっこう時間がかかりました。

じっくり全体を見たい、解説も、という方は、しっかり時間を確保してくださいな。

 

 2014/08/01(金)19:20-20:30訪問 

  

 

 このページの画像はすべて、上記館所蔵もしくは展示の作品などを、埴子が撮影したものです。

 2014/08/02up

 

 

発掘された日本列島2014

文化庁主催の巡回展)会場および開催期間

宮城県東北歴史博物館2014531日(土)〜79日(水)

東京都江戸東京博物館2014726日(土)〜915日(月・祝)

大阪府堺市博物館20149 27 日(土)〜 11 3 日(月)

長野県長野市立博物館201411 15 日(土)〜 12 21 日(日)

福岡県九州国立博物館201511日(木・祝)〜31日(日)

 

   

  

    

 

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