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発掘された日本列島2015

於・江戸東京博物館

の目撃談 (201508)

 

 

21回の列島展は埴輪がメインだ!

会場に入る前から見えてる見えてる

 

入口すぐの島に直置き。

栃木県下野市の甲塚(かぶとづか)古墳出土の埴輪10体。

 

中でも目玉は

機織り形埴輪2

右から

機台(はただい)を持つ地機(じばた)

 

 

水玉の 彼女が織るは 縞模様

 

よく見ると、色付き。

残っている顔料から元型を推測した、復元イメージ図あり。

機は白黒。

織っている布は、赤と黒の縞。

上着は、白地に赤い円文。

裳(も。スカート)は、白黒の市松文様。赤い縁取りがされています。

 

腰の後ろにあるのは何だろう。

体を支える道具? 衣装の一部?

 

ちなみに、髷(まげ)も出土しているようです。

(下記の参考文献Bには髷の写真がありました)

 

 

もう一方は

機台を持たない機

  

織る人は、腕のかけら以外は出土していないそうです。

 

どちらも、顔が失われているのがとても残念。

顔がないと、図録やポスターのメインからは外されてしまう。

 

でも他にも

人物埴輪が6体 馬も2

 

人物埴輪が多いと、やはり華やかで目を引く。

 

 

男子3

美豆良(みずら)それぞれ

 

では右から

トンカチ形の下げ美豆良

ほほが赤い

 

なぜか口が右半分しかない。

失われた左腕。右手に捧げ持っていたものも。

 

 

上げ美豆良

やはり赤い

 

こちらは顔全体に彩色したのかな。

右の袖の形はどうなっているの?

 

おだんご形の上げ美豆良

眉に沿って赤いライン ほほには赤い+印

 おもいっきり への字口

 

にっこりほほ笑む隣の彼との

この表情のちがい

 

 

女子3

こちらも頭それぞれ

 

 右の彼女は

残念ながら髷が一部しか残っていない

おしゃれの基本の耳輪もない

顔の彩色もよく分からず

そんな彼女の口は

一文字

 

への字口の彼と姿が似ている

卵形の頭に寄り気味の目 長い腕 全体にすらりとしている

 

 

白地に赤い円文の服

機織りの彼女とおそろいか

 

まん中に小さな穴。コンパスみたいな道具で円を描いたらしい。

 

服よりも気になるのは

頭に乗せているもの

一体なに? 上から撮るのはこれが限界。

 

公式図録(参考文献A)には箱と記載されているけれど…

開口している、ややすそ広がりの台形、平べったい、というのは分かったが、なんなのか。

モデルとなったものの素材は?

何を入れるためのもの?

 

それから、額の左から突き出しているのはなに?

竪櫛? 位置が変か。

  

こちらは凝ったネックレスに白い服

器を頭に乗せている

 

器の上は閉じている。参考文献の写真ではわからなかった。

ふたがかぶせてある容器らしい。

 

左手には二重の腕輪。

右手に持っているのはなに?

 

謎だらけの埴輪たち。

 

それ以前に

照明のために表情や彩色が分かりにくい。

特に帽子のつばや鼻の影。

もったいない。

 

うしろすがたも

ながめてみるか

  

2

鳴り物は 左の馬鈴 右の馬鐸

 

本当は白馬。たてがみは灰色。

今回出演していませんが、裸馬も2体出土したそうです。

 

 

さて甲塚古墳を離れると

 

腰掛(古墳時代前期)

滋賀県草津市の中沢遺跡

 

左上にご注目。 

埴輪がもう一体。

写真で登場は 奈良県の石見遺跡出土の椅子に座る男子埴輪。

この埴輪を所蔵する、奈良県立橿原考古学研究所付属博物館のマスコットキャラクター、イワミンのモデル。

 

 

陶棺

岡山県美作市の上相遺跡(かみやいせき)・鍛冶屋逧(かじやさこ)古墳群出土

 

飛鳥時代のものらしい。

不思議な つのつの。

脚部は中空の楕円筒。

公式図録(参考文献A)には、上下から撮影した写真あり。

素材、つくり。焼き加減。埴輪と共通点が多いだけに、似ているなあ。

 

表面をよく見ると模様が

踏まれたわけでは ありません

 

これで全体の半分くらいらしい。割れて半分しか出土しなかったがために

 

中が見える

  

こうして見ると

馬形埴輪を追いかける謎の生き物みたい

 

縄文土器(縄文時代後期)

岩手県滝沢市の、けや木の平団地遺跡出土

 

人の文様が付いている。

埴輪とのテイストの違い。

 

 テイストと言えば

ワイン

茨城県牛久市のシャトーカミヤ旧醸造場施設

 

明治14年発売の品。未開封。

輸入ワインの改良品だそうな。さらに海外向けであろうとのこと。世界と日本をぐーるぐる。

神谷バーのルーツの味かな。しかし、たぶんもう誰も飲めない。

 

 

蕨手刀(わらびてとう)

岩手県野田村の平清水V遺跡出土

 

奈良時代のものらしい。

鞘は木、金具は青銅。鞘の中には、鉄の刀身。

 

ほか、気になったのは、大宰府の買地券。

墓の先住者から土地を買う。

どういうこと? ここ買ったから、ここに骨を埋めさせてねってこと?

 

 

などなど

謎は

多けれど

謎を

解くのは

まだまださきだ

 

 

 

 

参考文献

 

A. 文化庁/編 共同通信社2015

 『発掘された日本列島 2015 新発見考古速報』

 

B. 栃木県立しもつけ風土記の丘資料館2014

 『第28回秋季特別展 しもつけの“埴輪群像” ―そのすがたをさぐる―』

 

  

 

混雑状況報告。

 

けっこう人がいましたが、流れはよかったです。

撮影も、それほどタイミングを待たなくてもすみました。

島置きの展示は、後ろを通る人が入ってしまうのがちょっと気になるくらい。

 

 2015/06/25(木)昼ごろ訪問 

  

 

 このページの画像はすべて埴子が撮影したものです。

 

 

発掘された日本列島2015

文化庁主催の巡回展)会場および開催期間

東京都 江戸東京博物館2015530日(土)〜720日(月)

富山県埋蔵文化財センター:201581日(土)〜96日(日)

栃木県立博物館:2015919日(土)〜111日(日)

岡山県立博物館:20151113日(金)〜1223日(水)

岩手県立博物館:2016114日(木)〜2016228日(日)

 

   

  

    

 

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