常設展示『Made in UMUT――東京大学コレクション』
特別展示『インターメディアテク建設』
ケ・ブランリ・トウキョウ『原初美術(アール・プルミエ)――マオリの木彫像』
特別展示『造形美考――フォルムの「美」をめぐって』
特別展示『アヴェス・ヤポニカエ2――紙に描いた標本』
の目撃談 (2015の10)
常設展示『Made in UMUT――東京大学コレクション』
入ったところに、講義室の再現らしき部屋。 中には入れず、脇からのぞくかたち。 壁には肖像画がたくさん掛けられていたけど、近づけない。 一枚一枚見たかったなあ。
世界最大の鳥、エピオルニスの骨。 ダチョウの骨と並べられている。ダチョウよりも後ろ足の骨がずっと太い。
モモンガの骨。モモンガのはく製。 ムササビは見あたらなかった。並べて見たい。
展示はもちろん、棚やケースなども年季が入っている。 これも東大から運んできたのかな。 棚の上に入れられている分厚い本も気になる。開いたら、粉になってしまいそう。
はく製や骨格標本にまじって、ホルス神の像が2体、向き合って置かれていました。 大きな目。思わず近づいてしまう。 なにかしゃべりそうである。
鉱石のかたち。立体のアート作品的。
肖像画よりも、額縁に目が行ってしまう。龍と骸骨。 骸骨は、解剖学の教授だからか。 龍は?
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特別展示『インターメディアテク建設』
丸い縁の写真。のぞきこみたくなる。 写真だけではなく、モノも展示されている。なにやらわからないが、鉄材とコンクリート。
しかし インターメディアテクには、立体物や有機物の魅力的なモノがあまりにもたくさんあるので、 この展示コーナー、弱し。
建築に興味のある人なら面白いのかも。
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ケ・ブランリ・トウキョウ 『原初美術(アール・プルミエ)――マオリの木彫像』
3点のみながら、印象が強い。 顔が大きい。そして長い。 ポーズや姿勢には、何か意味があるのか。 それとも、木から彫り出すには自然な形だというだけか。
材料は木で、もちろん自然物だが、人が手を加えた人工物。 アート。
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特別展示『造形美考――フォルムの「美」をめぐって』
角。 数学模型。 らせん。
自然物か模型か、ちらっと見ただけではわからないものがある。
弥生土器。第一号。 首から上は欠損だけど、首元の小さなボタン状の飾りが弥生感。
弥生時代に続けて、古墳時代代表の埴輪も置いて見せてくれればいいのに。 東大は埴輪も所蔵しているはずなのに。
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特別展示『アヴェス・ヤポニカエ2――紙に描いた標本』
鳥のはく製いっぱい。 尾長鶏。 ペンギンが大きい。
河辺華挙の写生。 雉や山鳥の尾羽を描いたものは、芸術としか感じられない。 そのまま掛け軸にしたい。
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今回の特記事項
常設展示と特別展示の境界に気づかずに見ていたので、 感想は適当に分けて書いたけど、ずれてるかも。
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混雑状況報告。
ほどほどに人がいました。 展示と展示の間の移動スペースはじゅうぶんあるのですが、 ほとんどが立体物の展示のため、ケースや枠などで、かさばってます。 鑑賞ルートが自由なうえ、夢中になって見てしまいがちなだけに、ぶつかる危険がなくもない。
2015/08/04(火)訪問 |
目を閉じて
思い出すのは
涼しげな
コウモリの骨
猛暑のせいね
会場|インターメディアテク 会期| それぞれ |
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