人のかたち

於・早稲田大学會津八一記念博物館 富岡重憲コレクション展示室

および

特集展示2015年度 會津博への贈りもの

および

常設展

 

の目撃談 (201604)

 

 

  

富岡重憲コレクション展示室は1階。

 

埴輪は2体。

 

女子埴輪。

埼玉県児玉郡児玉町出土。

富岡重憲コレクション展示室のパンフレットに、写真と出土地の記載あり。

 

最大の特徴は、右肩から斜めがけしている謎の物体。

斜めにたすきがけした女子埴輪ならほかにもあるが、この埴輪はそれとは違う。

両端が丸みを帯びた幅広の物を、細紐でつるしている。

幅広物体の縁には、玉状のものがついている。鈴鏡の鈴の表現に似たものがある。

鈴や鋲だとしたら、幅広物体のモデルは金属製?

金属物ならモデルが出土していそうだが、こんなのは見たことがない。

布に鈴かもしれない。

細紐は、右肩と左腰に加え、右脇にも伸びている。

いったい背中がどうなっているのか、見たかったが、後ろには回れなかった。

この幅広物体、ほかの埴輪にあるのだろうか?

 

上げた右手に、何かを握っている。上下が欠損していて正体不明。

両胸に突出表現あり。

衣の袷は左前。蝶結び2つ。

脚の表現なし。

 

竪櫛・耳輪・耳玉・首飾り(一連)・左右の腕輪(一連)。いろいろつけてます。

よく見えませんでしたが、髷の真ん中にも紐らしきものがついていました。

 

ポスターを飾る、本展の宣伝部長。

 

 

もっとアップで撮ればよかった。公式サイトの画像をご覧ください。

 

改めて言うことでもないですが、かわいい。

頭大きめ、目は離れ気味、垂れ気味。

 

チラシはなし、残念。

 

 

男子埴輪。

出土地の記載なし。パンフには写真もなし。残念。

 

胸から上のみ。頭の大きさは、上記の女子より小さい。

肩よろいをつけている。欠損していますが、体に対して大きい印象。

かぶとは、衝角付冑。

 

こちらも背面から見たかった。

 

 

2体とも一文字口ですが、かがんで見ると微笑んでいます。

埴輪マジック。

 

 

 

埴輪以外。

与謝蕪村の掛け軸、絵より文字のほうがおもしろい。ちゃんと読まなかったが。

 

 

 

2階の展示も見る。

「特集展示2015年度 會津博への贈りもの」の展示と常設の展示とが同じ部屋らしい。

 

中国の鏡など、多数。

 

米林雄一

≪微景音≫の連作

≪微垂音≫

≪微慶音≫

≪微雲音≫

天体模型みたい。

 

 

古墳時代のものもありました。馬具、鈴など。

「贈りもの」展の出品リストにはなかったので、常設の一部なのでしょう。

 

 

  

 

混雑状況報告。

富岡重憲コレクション展示室一部屋を、ほぼ独占。

2階のほうが、人がいました。それでもゆったり。

 

館内撮影禁止。

 

入口ちかくで刊行物・グッズを販売。

 

配置されているチラシの種類が豊富。

埴輪情報もあった。いただきました。

さすが、考古学研究室がある大学だ。

  

 

 2016/03/05(土)訪問 

   

 

人のかたち

会場|早稲田大学會津八一記念博物館 富岡重憲コレクション展示室

会期|201631()423()

 

「特集展示2015年度 會津博への贈りもの」も同会期

 

     

    

 

このまえの目撃談 (201603)

恩地孝四郎展(東京国立近代美術館 の目撃談

 

このあとの目撃談 (201605)

ジョルジョ・モランディ ―終わりなき変奏(東京ステーションギャラリー) の目撃談

 

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