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平成28年度 1回企画展 偶像(アイドル)の系譜 ―神々と藝能の一万年―

および

常設展

於・國學院大學博物館

の目撃談 (201610)

 

 

初夏の坂を上り

初夏の階段を下りて

黒くて重い扉を開ける

自動ドアです

 

まずは企画展へ

 

  

埴輪は3体。

 

埼玉県神川町諏訪ノ木古墳出土の女子埴輪2

 

展示でも図面でも左側の1体。

あまり残りが良くないが、重要なところだけが残っている。

胸と女陰である。

鼻と首飾りもある。

耳と耳輪、髷は欠損。

 

右側の1体。

上着の前側に、点々の刻印が施された粘土紐が2本つけられている。

肩から裾へ、ゆるい曲線を描いている。

たすきかとも思うが、前側では交差していない。後姿が見たい。

こちらの埴輪は、胸と女陰がない。欠損ではなく、はじめから作らなかったようだ。

同じ古墳から出土しているが、なぜ違うのか。

右腕と鼻は欠損。首飾りもおそらく欠損。

耳と耳輪、髷はある。

 

 

群馬県高崎市太子塚古墳出土の琴弾き男子埴輪1

琴や顔は大部分が修復。

腕は赤い縞々、胴部は赤い円文。

厚みのある太い帯には、鋸歯文、というか、ひし形の上に直線が描かれている。

 

この埴輪は、琴より椅子が気になる。

形は、大日山35号墳出土の翼を広げた鳥形埴輪に似ている。頭と尾はないが。

座面の側面に円文が線刻されている。赤い彩色も。

座面の縁に円文と直線の線刻が見えた。

しっかり見たかったが、ショーケースの奥のほうに展示されていたので、よく見えず。

 

 

埴輪以外。

 

祇園神輿洗ねり物絵容 江戸時代

雑誌グラビア。もっと見やすいよう展示してほしいものの一つ。

 

日本書紀 江戸時代

総ルビか。

と思ったが、図録を見ると総ではない。

だがルビ多め。読めそうだ。

 

大日本名将鑑(天照皇大神) 月岡芳年1882

手、髪、布、岩、煙、線がよい。

河鍋暁斎を思い出させる、と思って調べたら、ふたりとも歌川国芳の弟子だった。

 

岩戸神楽ノ起源 歌川豊国 江戸時代

これはもはや歌舞伎。

舞台の宣伝ポスターみたい。

 

挙手人面土器 古墳時代 四世紀

これを偶像とするのはどうか。神や王などの姿とは思えない。

土器なので、中に入れたものが重要。あるいは、壺形埴輪のように、捧げるという意思の表れか。

図録解説には「大きな石の下に埋納されていたものと言う」とある。

再葬用の骨壺かも。それにしては高さ20pは小さすぎるか。上が開きすぎているし。

目と口の孔は貫通している。

これは埴輪との類似点であって、土偶とも弥生の人面付壺形土器とも違う。

 

土偶 千葉県鉢ヶ谷遺跡出土 縄文時代中期

頭部は小さく、目と口は貫通孔ではない。

腹部というか、首から下には、三角や丸の貫通孔がいくつか。高さ9.6pなのに、中空だ。

どう作ったのか気になる。

 

 

 

展示品はそれぞれに面白く、珍しいものもあるので、見ていて楽しい。

ただ、展示の印象がまとまらない。頭に体系的に残らない。

 

「偶像」と「藝能」と「神々」、それぞれの言葉の意味する範囲は広くて深い。

本展では、浅くて偏っているように感じた。

時代は広くとりすぎ。しかも年代順に並んでいないので、流れがつかめない。

テーマと展示品の関連が弱いものが多かった。

企画展示室は広くないので、もう少し、絞って深めてほしかった。

 

「江戸の偶像と現代の偶像」

「偶像の持つ膨らみと含み」

「偶像と二次創作」

「神々の藝能を模倣する人々」

「神への供物と大衆の娯楽」

言うだけならカンタン。

 

 

撮影不可。

 

アンケート用紙に記入して、投書箱そばのスタッフさんに手渡し、図録をいただきました。

埴輪3体の写真あり。

椅子の文様がちょっと見える。円と直線が、結構ぎっしり描かれているようだ。

 

 

 

混雑状況報告。

混んではいません。

ゆったりじっくり見ることができました。

 

  

 2016/05/05(木)訪問 

   

 

平成28年度 1回企画展 偶像(アイドル)の系譜 ―神々と藝能の一万年―

 

会場|國學院大學博物館

会期|2016 426()612()

 

     

 

もちろん常設展も

左上は 挙手人面土器

今は企画展に出演中

 

  

こちらは撮影可。

 

神道ゾーンでは撮影しませんでしたが、建築物の模型が充実。

あまり知識がなくても、イメージを持てる。

屋根は切妻が基本なのかなと思った。

 

 

考古ゾーンへ。

いつもお出迎えありがとう

 

さて

隠れ埴輪がいます

どこかというと

ここであります

ふるーい写真のなか

右上に男子埴輪

それから下のほう

左から 陶棺・きぬがさ形埴輪・家形埴輪の屋根

 

どれも実物が展示されています どれも大きいです

この大きさは

見ないことには実感できない

 

この屋根は入母屋屋根の上部でしょう

分離して作っておいて、後で組み合わせるタイプの埴輪です

 

そのタイプの埴輪が

貝塚の背後に

この家形埴輪は秘密主義

 窓を閉めています

表も裏も

 

  彼か彼女か

どちらにせよ魅力的

 

 

 

 

「埴輪」で、もうひとつ工夫された配置の展示が見たい。常設でも企画でも。

たくさんの埴輪、しかも大型の埴輪が見られるのはありがたいのだけど。

もうひとつ。

 

ぜいたくかな。

埴輪以外もいっぱいある博物館だからなあ。

 

 

 

    

 

このまえの目撃談 (201609)

素心 バーミヤン大仏天井壁画(東京藝術大学) の目撃談

 

このあとの目撃談 (201611)

川端康成コレクション(東京ステーションギャラリー) の目撃談

 

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