武者小路実篤記念館 移動展 調布に暮らした武者小路実篤展 〜自然は美しい 人生も美しい〜

於・調布市文化会館たづくり

の目撃談 (201704)

 

  

 

中川一政の書『この人は』

実篤は、小説家という枠におさまらない、哲学者思想家でもそぐわない、とある。

 

型破り実篤。

でも、実篤に魅かれついてくる人が大勢いた。

 

 

白樺美術館に展示する予定だったが、神戸大空襲で焼失したゴッホの『ひまわり』

いわゆる『芦屋のひまわり』の写真パネルが展示されていた。

画面に大きく描かれたひまわりは、なんというか、鋭い感じ。

背景の色が濃いせいかもしれない。

 

 

ジョルジュ・ルオー『アマゾン』(「サーカス」より)

さっと描いた。

しかし力強い。

 

 

正岡子規より森鴎外宛て書簡

跳ね、かなり上まで跳ねている。

いわゆる書には興味があまりないが、これはおもしろい。

さすが、というべきか。

一筋縄ではいかない、扱いにくそうな性質がうかがえる。

 

 

ゴーギャンの鉛筆画『ステッキを持つ男』

漫画っぽいタッチ。ゴーギャンっぽくなくて驚く。

 

 

埴輪の絵が!

『美術を語る』(1942文藝春秋社)の箱に。

鷹を腕に乗せる埴輪だ。腿から上。鷹が外を向いてる。

たぶんモデルは、この埴輪鷹狩男子像。出土地は、見た感じでは北関東っぽい。

本物を見たか、写真か。たぶん写真でしょう。

実篤の埴輪は、腿の丸みをそのまま描いたような筆の線が、しっかりしていて良い。

あっさりした顔もよい。

 

 

『貝殻「江ノ島土産」』実篤の淡彩画

自然はへんてこなものを作るのが好き、自分はへんてこなものが好き、との画賛あり。

 

『鵠沼小品』実篤の淡彩画

いろいろ描いてある中で、たまねぎらしきものが良い。

 

『白磁瓶に椿』実篤の油彩画

 

『古希帖』淡彩・墨書

貝は死んでも

貝殻を残す

見る人

美しと言ふ也

 

死ぬまでは生きる、という実篤。

実篤の貝殻は、膨大な作品群。

美術品のコレクションも、かな。

目に見えるものだけとは限らないか。

 

穴のあいた硯

おお、確かにぽっかり。

 

実篤の書は、墨がにじんでいることが多い。

たぶん、墨をすり上げる前に書き始めちゃったのでしょう。

せっかち実篤。

 

色墨

水彩絵具はあせてしまう、油絵具は乾きが遅い、とかで薦められた色墨を使っていたらしい。

そうか。色も、にじんでいることが多いのは、書と同じ理由か。

せっかち実篤。

 

みのむしの草履

急いで歩く実篤のために、奥さんが滑りにくい草履を用意したのだそうな。

せっかち実篤。

 

志賀直哉から贈られた杖。

ゴーギャンの『ステッキを持つ男』とつながった。

 

 

どこかに、実篤はルソーに似ていると書いてあった。

言われてみると似ている。

 

誰の言葉だったかなー

 

そういえば、実篤は時々「ー」を使う。

詩や画賛でこれが出てくると、ちょっと笑ってしまう。

 

 

実篤の画賛は、区切りがへんなところにあることが多い。

 

仲よ

き事

は美

くし

き哉

 

実篤…

計画的に字のスペースを準備できないのはしかたがないとしても

なぜ、もう一字くらい入りそうでも、改行してしまうのか。

なぜ。

これはひょっとすると

原稿用紙的な紙面の使い方なのか。

 

 

図録。

『武者小路実篤画集 画をかく喜び』が販売されていました。

この展示の作品と完全に一致しているわけではないようです。

埴輪がなかった…

 

出品リストあり。

 

  

 

混雑状況報告。

 

ひとり、ふたり、といったところ。

 

 

 2017/2/2(木)訪問 

   

 

武者小路実篤記念館 移動展 調布に暮らした武者小路実篤展 〜自然は美しい 人生も美しい〜

於・調布市文化会館たづくり

開催期間:2017114日(土)〜 224日(金)

 

     

    

 

このまえの目撃談 (201703)

人を模る造形の世界 ―南洋・東洋・中近東―(慶應義塾図書館)の目撃談

 

このあとの目撃談 (201705)

総合文化展(東京国立博物館 本館)の目撃談

 

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