総合文化展

於・東京国立博物館 本館

の目撃談 (201705)

 

チューリップ越しの東京国立博物館本館

休憩中の噴水池を越えて本館へ


 

 

階段を登り2階へ

 

縄文土器越しの 武装する男子埴輪

群馬県高崎市箕郷町 上芝古墳出土

 

ところどころに赤い彩色。

頬当てを跳ね上げている。

でも

かぶとの陰になった顔はよく見えない。

 

頭の穴は、通気のためにあけたのかな。

立派な肩よろい。

その下の細い上半身とくびれた腰が無防備に見える。

でもくびれている、ということは、よろいをつけているのでしょう。

ぎゅうぎゅう。

 

彼の向こう

照らされているのは

お猿

その横顔

こちらは照明が明るすぎて、表情が読めない。

 

 

本館の埴輪以外。

 

 

雪景山水図(旧 帰雲院障壁画) 4 円山応挙筆

 

このふすま 開けたらどこへ…

 

迎えに来た雲に乗れば

 

あの人たちに会えるかも

 

 

本日の大雅は

赤が目を引く楼閣山水図屏風もよかった

 

のですが

 

こちらが一番。

 

西湖春景・銭塘観潮図屏風 池大雅筆 のうち右隻の西湖春景図

 

この山はどうなっているの?

 

頭の中で三次元にできない。

 

 

これも

 

左隻の

 

銭塘観潮図も

 

山の神様の握りこぶしのような、魅力あるごつごつ。

 

セザンヌを思い出した。

 

 

読める書。

 

いろは屏風 貫名菘翁筆

 

濃い跳ねと、横に張る曲線が、人柄を想像させる。

 

すうおうは、“幕末の三筆”の一人だそうな。

このいろは屏風は

「漢字書法を徹底的に学んだ菘翁の力量を表すもの」とのこと。

ひらがなも、もとは漢字だからか。

 

四文字ごとに改行、というか紙を改めている。

実篤の画賛を思い出す。

 

 

もうひとつ大雅堂。

 

竹図 池大雅筆

 

あっさりで強く明るいが、大雅にしては繊細かな。

 

もひとつ応挙。

雪中老松図  円山応挙筆

 

枝が

迫ってくるよ

 

雪をかけられそう。

 

動的な遠近感とでも言おうか。

 

 

1階に降りると、横山大観や浅井忠などが待っていた。

写真を撮るときりがないので見るだけ。

 

いいものが多すぎて、平成館までが遠い。

 

  

 

混雑状況報告。

ほどほどです。

 

 

 2017/2/2(木)訪問 

   

 

    

 

このまえの目撃談 (201704)

調布に暮らした武者小路実篤展(調布市文化会館たづくり)の目撃談

 

このあとの目撃談 (201706)

総合文化展(東京国立博物館 平成館)の目撃談

 

埴輪その他の鑑賞レポート・感想文

埴輪などなど目撃談

 

2010-2013のレポート・感想文はこちら

埴輪目撃談(2010-2013

アート感想文(2010-2013

 

 

埴輪のとなりTOP

 

 

inserted by FC2 system