於・東京国立博物館本館
の目撃談 (2017の08)
撮影は不可。 トーハク所蔵の物くらいいいのでは、と思わないでもない。 撮影すると、他館所蔵の品が映り込みかねないからダメなのかな。
ともかく目に焼き付けよう。
埴輪は四体。 「栃木県甲塚古墳出土品 一括のうち機織形埴輪2点、人物埴輪1点、馬形埴輪1点」 実は再会の埴輪たち。参考:発掘された日本列島2015(江戸東京博物館) の目撃談 二年ぶり。重要文化財になった。 江戸博の列島展で見たときは、低い島に直置きでした。
本展では、わりと高さのある島ケース入り。目線も照明も違うので新鮮。
機織り埴輪は二体とも来ていました。さすが目玉。 人物埴輪は、白地に赤い水玉服の女子。 馬形埴輪は、馬鐸を下げた飾り馬。 ほか、出土人物埴輪が並んだ写真パネルあり。
やはり女子の頭に乗せているものと、刺さっているような棒が気になる。 あとは女子だけ色の復元CGがない。作ってほしい。 すべての埴輪をできるかぎり色復元して古墳に配置した画像を見てみたい。
馬鐸、今回の高さで見たら、中に舌(ぜつ)があるのに気付いた。
「茨城県泉坂下遺跡出土品 一括のうち人面付壺形土器」(弥生時代中期・前2〜後2世紀) これも再会。参考:発掘された日本列島2014 の目撃談 こちらは三年ぶり。こちらも重文指定。
「奈良県東大寺山古墳出土品 一括のうち金錯銘花形飾環頭大刀1口、花形飾環頭2点、家形飾環頭2点、石製品14点、金属製品10点」 これも再会。参考:よみがえるヤマトの王墓 ―東大寺山古墳と謎の鉄刀― + 総合文化展 六年ぶり。国宝になった。 埴輪は来ていない。金錯銘花形飾環頭大刀などの金属もののみ。 大刀類も六年前に見ているはずだが、あまり記憶にない。 ところで、「大刀」だけど、ちょっとしなっているわ。 刀身は中国製・2世紀。
「東京都野毛大塚古墳出土品 一括のうち石製模造品50点」重文指定。 再会。参考:野毛大塚古墳展(世田谷区立郷土資料館)の目撃談 五カ月ぶり。 埴輪は来ていない。 7月からの野毛大塚古墳の特集展示には来てくれるだろう。
「紙本墨画鳥獣人物戯画甲巻断簡 平安時代・12世紀」重文指定。 再会。参考:鳥獣戯画展+総合文化展(東京国立博物館) の目撃談
「大日本史編纂記録 江戸〜明治時代・17世紀〜20世紀」重文指定。 黄門様の大事業。 初の学術的古墳発掘調査をした人でもある。 そっちの記録を見たいわ。埴輪は出なかったようだが。
「万葉集(紀州本)」重文指定。 120度くらいしか開いていない。左右に三角錐を置いて、補助している。 180度は無理なんだろう。
「犬追物関係資料(島津家伝来)」重文指定。 犬を傷つけないように工夫した矢、というが、大きいな。
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混雑状況報告。
夜間延長中の18時頃の訪問。外は雨。 ガラガラではなく、といってぶつかる危険もない程度。 トーハク総合文化展らしい、安定の人口密度。
2017/04/22(土)訪問 |
会場:東京国立博物館本館 開催期間:2017年4月18日(火)〜5月7日(日)
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