平成29年度 考古学所蔵品展  〜所蔵資料から見る日大の考古学〜

於・日本大学文理学部資料館

の目撃談 (201712)

 

招き入れられて

左へ曲がる

ここに

埴輪が

 

  

展示室内は撮影不可。

 

 

入口すぐの単独のケースに、女子埴輪。出土地不明。

上半身のみ、右腕は失われている。

埴輪はミロのヴィーナス状態になりがち。この埴輪は、左腕は残った。

迷いなく切りあけた目と口。前髷の中央に縦櫛。

かがんで見ると、ちゃんと鼻の穴がある。直線が入っている。

背面に回ると、上着に白い水玉が描かれているではないか。

背中から脇にかけ、縦に並ぶ。白玉で縦縞を作っている。

前面は、白玉が見当たらなかった。どういう服なんだろう。復元画像が見たい。

 

 

朝日ノ岡古墳(千葉県山武市の前方後円墳)出土の円筒埴輪。

突帯2条。径の割に高さがあり、ひょろっとしている。

上の突帯から開口部までが、緩やかにひらいている。

首のない朝顔形円筒埴輪か。

でも、脚部もわずかにひらいている。ちょっと変わった円筒埴輪。

 

 

足尾塚古墳(栃木県小山市の円墳)出土の円筒埴輪、朝顔形円筒埴輪。

赤味が強く、粗い器肌。つぶれ気味の突帯。

関東の埴輪らしさがあって、なんというか安心する。

馬形埴輪もある。部分片だけど、轡をつけた顎は間違いなく馬。

 

 

女方(おざかた)古墳群のフジノコシ古墳出土の女子埴輪。胸から上。

再会。この顔は覚えている。

目頭と目じりがとがった、三日月型の目。

大きくカーブを描いて左右つながる眉。

仏像を思わせる顔だ。

 

隣に、腰から下の人物埴輪があった。つながるのか?

と思ったが、出土時の写真からすると、別個体らしい。

 

 

もう一体の埴輪が、平ケース内に。出土地不明。

顔の一部と腕など。

目頭のあたりは、フジノコシ古墳出土の女子埴輪に似ている。

 

 

埴輪以外。

 

神仙波(かみせんば)遺跡の弥生土器の壺。

なみなみの線や直線が首の下に刻まれているので、首飾りみたい。

そう思うと、壺が人体に見えてくる。

 

影向寺裏(ようごうじうら)貝塚の弥生土器の壺。

胴と底に、孔があけられている。気になる。

 

オホーツク文化の遺物。骨や石の道具。

オホーツク文化は5-12世紀ごろの文化とのこと。

はじめの頃は古墳時代と重なる。

しかし埴輪は作らなかった。パラレルワールド。

 

 

 

これまで開催した企画展のポスターが飾ってある。

 

2008年の「はにわまつり」は見にきた。なつかしい。

朝日ノ岡古墳出土の男子埴輪を見て、衝撃を受けたのであった。

去年、早稲田で会えたけど、今回も来てほしかった。

何度でも会いたい埴輪。

 

 

 

図録をいただきました。

A4サイズ。本文12ページ。一部カラー。

日本大学考古学会のあゆみ。

各遺跡の解説。発掘時の写真や、出土したときの埴輪の写真などが載っている。

 

しかし出土地不明の埴輪の写真はない…

出土地不明では考古学資料としては一段落ちるとか、紙面に限りがあるとか、

いろいろ理由があるとは思うのですが。

載せてほしかった。白玉女子埴輪だけでも。

 

もしくは、出土地不明なものだけ撮影可にしてほしい。

 

 

  

 

混雑状況報告。

 

ほとんどだれもおらず。

もったいない。

 

 

 2017/05/11(木)午前訪問 

   

 

平成29年度 考古学所蔵品展  〜所蔵資料から見る日大の考古学〜

会場:東京都 日本大学文理学部資料館

開催期間: 201758日(月)〜722日(土)

 

     

    

 

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