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78回展覧会 古代の造形 ―モノづくり日本の原点

於・三の丸尚蔵館

目撃談 (201731)

 

和田倉噴水公園の噴水の裏側を経由して

 

お堀の白鳥にあいさつ

 

三の丸尚蔵館の前には ちらほら桜

 

いざ

 

いざ

 

 

  

まずは前期。

 

埴輪ずらりでうれしい。

多くは列島展で見ている埴輪だと思う。

ちなみにこの時は撮影可。発掘された日本列島2013 の埴輪目撃談

しかし今回の方が大きく感じた。

それほど窮屈そうに並んでいるわけではないが。

江戸東京博物館寄り天井が低いせいか。壁置きケース内だからか。

 

 

箸墓古墳出土の壺形埴輪は特に大きく感じた。

〔壺形埴輪 奈良・倭迹迹日百襲姫命大市墓(箸墓古墳)出土〕(前期のみ展示)

高さ45センチ。

 

円筒埴輪も全体に大型だ。

〔円筒埴輪 宮崎・男狭穂塚女狭穂塚陵墓参考地(女狭穂塚古墳)出土〕(前期のみ展示)

矢印が刻まれている。

 

〔鰭つき円筒埴輪 奈良・磐園陵墓参考地(築山古墳)出土〕(前期のみ展示)

最下段の透孔が半円形なので、どうしても笑顔に見える。

が、この部分は埋めしろだろう。 

 

〔靫形埴輪 大阪・応神天皇恵我藻伏崗陵飛地ほ号(墓山古墳)出土〕(全期間展示)

全体を覆う直弧紋もいいが、二列のやじりがくっきり刻まれていて、見とれる。

 

〔囲形埴輪・家形埴輪 百舌鳥陵墓参考地(御廟山古墳)出土〕(全期間展示)

家形埴輪を囲む埴輪には、可動式の扉がついている。

扉は片開き戸で軸を持つ。別づくり。

図録には、軸で扉が開閉できることがわかる写真あり。

 

〔女子埴輪 大阪・仁徳天皇百舌鳥耳原中陵(大仙古墳)出土〕(全期間展示)

女子埴輪、やはり髷が良い。さりげなく二つに折られた状態が。前髷も残っていたらなあ。

かがんでいろんな角度から見る。

 

〔馬形埴輪 大阪・仁徳天皇百舌鳥耳原中陵(大仙古墳)出土〕(前期のみ展示)

目が柔らかい三角。笑っている。

 

そして、犬ということになっているが、鹿の可能性がある埴輪。

〔犬形埴輪 大阪・仁徳天皇百舌鳥耳原中陵(大仙古墳)出土〕(全期間展示)

列島展には出ていなかったけど、7年前に同じ場所で見ている。

「皇室の文庫 書陵部の名品」展

と思ったら、5年前にもトーハクで見ていた。

動物埴輪の世界 の埴輪目撃談

図録の写真、「犬」と書かれ貼られた紙がちょっと見える。

 

首の感じは鹿かな。

表向きはまだ犬なのね。

 

埴輪ごとに、異なる色を楽しむ。

ただ、彩色された埴輪は今回なかったもよう。

 

 

 

埴輪以外。

 

《金銅装横矧板鋲留衝角付冑》 出土地不明

よく見ると、波模様が刻まれている。

図録にもアップあり。ちなみにこの冑の写真は全部で7枚!

 

 

耳輪(みみわ)と思っていたが耳環(じかん)だった。

埴輪がつけているものより小さい。直径2-3センチ。

 

明治時代に描かれた、大仙古墳出土の甲冑の記録図がいい。

甲冑がファンタジック。

 

《須恵器装飾(人物像)》二点

耳の垂れた犬のようだ。しかし古墳時代にたれ耳の犬はいなかっただろう。

ということはミズラなのだろう。

目と鼻がつかれた穴。目と目の間はともかく、鼻の穴が離れすぎでは。

口は一文字だが、笑顔に見える。

 

 

 

図録入手。

2300円。94ページ+英訳5ページ。表紙に女子埴輪。

 

大きめで鮮明な写真多数。全カラー。

囲いのある家形埴輪など、角度を変えた写真や部分的なアップ写真がのっている。

 

 

  

混雑状況報告。

 

空いてはいませんが、並ぶことはないです。

各作品の独占はやや困難ですが、数秒ならタイミングを待てばできます。

 

 2017/10/05(木)訪問 

  

帰りみち

いた

たぶん再会

一羽しかいなかったから

 

撮ろうとすると去ってゆく

 

 

 

再訪。二カ月ぶりの尚蔵館。

後期展示。

 

〔壺形埴輪 奈良・倭迹迹日百襲姫命大市墓(箸墓古墳)出土〕(後期のみ展示)

二重口縁壺。前期のものと基本的に同じ形で、同じくらい大きい。

胴に黒い大きな斑点あり。野焼きの証拠。

壺の下に鏡が置かれていて、底がくり抜かれているのが見える。

 

〔朝顔形埴輪 応神天皇恵我藻伏崗陵(誉田御廟山古墳)出土〕(後期のみ展示)

きっちりした突帯、間隔も規則正しい。

くびれから上は欠損。朝顔の広がりを見たかったな。

残っている部分だけでも105pと大きい。上半分が赤い。

 

〔円筒埴輪 継体天皇三嶋藍野陵(太田茶臼山古墳)出土〕(後期のみ展示)

上から三分の二ほどが黒い円筒埴輪。

図録によると、赤くしようとしたが焼いたら黒くなってしまったらしい、とのこと。

それでも墳墓に立てた。

火の神さまのすることだから、これはこれでいい、ということか。

ところで、上端から最上突帯の間に、四つ足の動物が線刻されている。

馬か鹿だろうとのこと。

馬かな。鹿なら角がありそうなものだ。

でも頭のあたりと、しっぽのありそうなお尻のあたり、ハケメと重なっていてよく見えない。

触ればわかるかな。3D解析か。

 

そういえば

〔犬形埴輪 大阪・仁徳天皇百舌鳥耳原中陵(大仙古墳)出土〕(全期間展示)

こちらの「犬か鹿か」問題を再考。

接合する胴体がしっぽ付きで出てきたら、たぶん解決。

または

そっくりな犬または鹿が出てきたら解決。

ところで、この埴輪は白く塗られていたのかな?

馬もかな?

 

〔馬形埴輪 大阪・仁徳天皇百舌鳥耳原中陵(大仙古墳)出土〕(後期のみ展示)

同じ墳墓出土の〔犬形埴輪〕と似た形の目。半月ぎみのアーモンド形。

頭の形は違う。〔犬形埴輪〕は少なくとも馬ではない。

どちらも頭部のみだが、この馬には凛々しいたてがみが残った。

この馬も白く塗られていたのかな?

 

〔囲形埴輪・家形埴輪 百舌鳥陵墓参考地(御廟山古墳)出土〕(全期間展示)

これはところどころ赤いような気がする。

 

色問題。

表面をちょっと削って、成分を調べたら何色の顔料かわかりそう。

 

 

 

埴輪以外。

 

《剣形石製品 新潟・鹿伏山出土 古墳時代か》

石だというが、木かと思うような縞もよう。

でも木だったら残ってないだろう。

 

《冠 愛媛・妻鳥陵墓参考地出土 古墳時代》

魚の飾りがついている。

 

  

混雑状況報告。

 

乾通りの通り抜け期間中なので、前期よりはるかに混んでいます。

それでも、入口に行列はないです。

各作品の独占はやや困難ですが、人の流れにムラがあるので、

狙った作品の前がぽっかり空くときもありました。

 

 2017/12/07(木)訪問 

   

 

◎第78回展覧会 古代の造形 ―モノづくり日本の原点

会場:東京都 三の丸尚蔵館

前期:2017923日(土・祝)〜1029日(日)

後期:113日(金・祝)〜1210日(日)

  

     

 

    

  

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