企画展 いのちの交歓 ―残酷なロマンティスム―

および 常設展

於・國學院大學博物館

目撃談 (20182)

 

 

企画展。

 

企画展示室(第一会場)

入ってすぐ、

床がすてき。

《遊ぶ字》岡本太郎記念館

 太郎の字と太郎の絵は近い。

 

ちなみに

ホール(第二会場)の床には太郎の字をまねたらしきカラフルな字があったけど

やっぱり違う。

 

このしっぽと影は

《動物》1959岡本太郎記念館

目が透孔であるところは埴輪と共通。

でも埴輪に似ていない。

構造が違うことが大きいだろう。

頭部は中空ではない。面というか板状。

 

《坐ることを拒否する椅子》岡本太郎記念館

このタイトルの思想の強さに、

作品の愛らしさが負けていないことがすごい。

 

《悲しい動物》岡本太郎記念館

太郎は動物親和性が高い。

右は《豊穣の神話》岡本太郎記念館

何の動物とは言えない動物たち。

 そういえば、

手前の靴の毛皮は何の動物のものなのか、記載しておいてほしかった。

 

太郎作品と、手前の骨や靴とのコラボはあまりうまくいってないように感ずる。

太郎の動物と鹿とを対峙させるとか、ほかのやり方がありそう。

 

平面作品を平面的に展示しなくてもいいのでは。

 

 立体作品は有無を言わさず空間を占める。

まるで骨盤のようだが

《サカナ》1960岡本太郎記念館

何かくれ と言っているかのようだ。

 

そして空洞。

骨感。素材はFRP(繊維強化プラスチック)だそうです。

 

直置きはいい。

反射がない。見やすく撮りやすい。

島置きはありがたい。

いろいろな角度から見ることができる。

いろんな味がする。

 

 《石と樹》1977岡本太郎記念館

左が石で右が樹か。

 

この辺りは顔に見える。

狂樹。

太郎の赤が強い。

命には色彩がある。

 

岡本太郎が強すぎて、他がかすんでしまう。

弱肉強食。

これもまた、いのちの交歓か。

 

 

 

作品リストなし。

図録あり。

館内で見せていただきました。

全作品が載っているわけではないようです。《椅子》はなかった。

 

 

 

常設展

 

本日の注目は家形埴輪。

中央奥の家形埴輪。

 

何度も見ているはずの埴輪なのだが

今日は窓が開いている。

可動式だったのか。片開き。

よく見ると軸がある。別づくりだ。

 

御廟山古墳出土の囲形埴輪の扉も、同じような可動式の片開き扉だ。

古代の造形 ―モノづくり日本の原点(三の丸尚蔵館) の目撃談

 

こちらは窓。

 

実際の家屋の扉や窓も、縦軸で開け閉めしていたのだろうか。

 

ところでこれはほんとうに窓か。

扉かもしれない。

扉にしては小さいが、出入口がほかに見当たらない。

埴輪で可動式の扉を大きくつくるのは難しい。

 

さて

こちらの家形埴輪は

この部分だけだと、煙突のついた家のようだ。

 上に切妻部分を乗せると思われます。

 

猪形埴輪。

たてがみがシュッと立てられている。

しっぽもピンと立っている。

 

 

前回企画展に駆り出されたチームは、左の直置き展示場に戻されているようだ。

右の展示ケースの空きスペースは、埋まらぬまま。

 

力士もまだ出張中か。

 

また来ます。

 

 

いま

アンケートを書くといただけるのは

 なんと

 

埴輪のカレンダーです。

 

國學院の新人のようです。

出土地不明らしいのは残念ですが。

芝山の姫塚の埴輪に似ている。

 

このカレンダー、まだ5,6枚ありました。

なぜ残っているの…

手に入ってうれしいのですが。

とくになくなっていると思っていた。

手に入ってうれしいのですが。

 

それはともかく

今夏初公開、とあるではないですか。

夏が楽しみ。

 

  

 

混雑状況報告。

 

空いています。

企画展示室も、考古展示室も多くて三人。

部屋ごと独占している時間がありました。

  

 2018/1/18(木)訪問 

   

 

◎企画展 いのちの交歓 ―残酷なロマンティスム―

於・國學院大學博物館

開催期間:平成292017)年1216()〜平成302018)年225()

 

     

おまけ

 

太郎も大好き

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