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特集展示 和歌山の埴輪 ―岩橋千塚と紀伊の古墳文化―

および

総合文化展

於・東京国立博物館 平成館&本館

目撃談 (20184)

 

  

特集展示 和歌山の埴輪 ―岩橋千塚と紀伊の古墳文化―

開催期間:201812日(火)〜34日(日)

 

平成館の考古展示室内。

総合文化展の展示に混じっています。

 

埴輪は

 

このケース内の右からの六点

およびもう一点。計七点。

すべて大日山35号墳出土。

解説によると、大日山35号墳は六世紀前半ごろ築造の墳墓。

全長105m。左右の造り出しから埴輪が出土。

 

一部は再会。

 

力士埴輪。再会。

顔がないのが残念。

脚も、これより下はどうなっていたんだろう。

台に乗っていただろうか?

 

注目はへそ。

透孔です。

 

へそ透孔の力士は2016年にも見た。

新収蔵品展(埼玉県立さきたま史跡の博物館) の目撃談

出土地不明の力士。

 

同じ岩橋千塚古墳群の井辺八幡山古墳出土の力士埴輪も透孔だったか。

いちど見ているはずなのに、ちゃんとチェックしなかったのが悔やまれる。

築造順は、大日山35号墳が先で井辺八幡山古墳が後らしい。

 

共通部分はほかに

脚結(あゆい)の紐があること。

 

腕が中空であること。

脇にも透孔があること。

 

 

 

 

翼を広げた鳥形埴輪。再会。

やはり大きい。高さがある。馬より高い。

まちがいなく飛んでいる。

 

解説によると、2体出土している。

復元の写真。たぶん東の造り出し。

翼を広げた鳥形埴輪は墳丘側の真ん中あたり。

囲う円筒埴輪よりも高い。

 

それにしても

 

 

顔の力よ。

 

ところで

目が透孔、胸に透孔、とかはいいとして

この、ところどころにある突いた点は何だろう。

 

馬形埴輪。たぶん再会。

鼻の穴あり。

口は太く粗い線刻。

 

蹄しっかり。

小さめの馬鐸。

 

あごは開放型。

肩に孔、お腹にも孔。

鞍の泥除けの障泥(あおり)には、点々を多用。

 

馬と鳥の目が似ている。

 

  

さて

矢入れといえばユギ、埴輪ではお馴染みのユギ、鏃(やじり)を上にして入れるユギ。

そんな やじりのユギに対し

コロクは矢羽を上にして矢を収めるもの。

 

(ころく)形埴輪 復元高96p 西の造り出しから出土

 

初見、今回はこれが目当て。

大きい。

円筒台をはずしても、60pくらいある。

腰につけるもののはずだから、実物より大きいかも。

 

ちなみに

人物埴輪が装着していたコロク形埴輪が、同じ岩橋千塚古墳群の大谷山22号墳から出土。

長さ約20p。

 

ほか、平井遺跡の埴輪窯からもコロク形埴輪が出土。

 

コロクの矢羽。

羽も矢柄も二本の線でしっかり刻まれている。

ふちの三連の点々は四角い。

 

下に向けられているであろうヤジリは見えない。

ヤジリを覆うところは立体的にふくらみ、青海波が刻まれている。

下向き青海波。

結ばれた紐の輪の右下の、バナナ状のものは何だろう。

紐の先? にしては太いか。

 

側面を見ると

粘土板を二枚、貼り付けているのがわかるのは、向かって左側。

右は一体化されている。

 

左、円筒埴輪(紀伊型)。右、円筒埴輪(畿内型)。初見。

 紀伊型のオレンジ色!

畿内型との比較で顕著だけど

ほかの埴輪と比べてもオレンジ色。

あざやか。

 

写真ではそうでもなく映ってしまっているけど

実物はもっとオレンジ色でした。

 

解説によると、

紀伊型は最下段が著しく高いのが特徴。

畿内型、最上段に矢印が刻まれているそうだが、みつけられず。

 

 

後日談。

「紀伊型/畿内型円筒埴輪」について。

この形式は提唱者が取り下げたもよう

紀伊の円筒埴輪の研究史

分類しきれていないもよう。

 

色は関係ないらしい。

 

 

両面人物埴輪。再会。

矢羽の彼。

顔を上げて

何かを語っているような。

 

額に刻まれているのは、ハチマキかな。

目の奥にもう一つの顔。

 

横顔

うつむくのは

やじりの彼。

不敵に笑っているような。

 

考え込んでいるような。

 

苦しみに耐えているような。

 

彼も額に横線が刻まれているようだ。

 

横顔

独立したケースに展示されているおかげで、360度から眺められる。

 

ちょっと上からも見える。

 

 

ともかく、埴輪の時代に矢は重要、ということらしい。

 

 

大日山35号墳の埴輪目撃リスト。

2015年 企画展 相撲 および 常設展(行田市郷土博物館) の目撃談

2016年 平成28 新指定 国宝・重要文化財(東京国立博物館)の目撃談

そして2018年の本展

 

埴輪たちは忙しい

 

 

平成館の総合文化展の埴輪。

 

コロク形埴輪に刻まれた青海波、

もう一体にも刻まれています。

この上向き青海波は

 

 

彼女の上着でした。

 

 

入れ替えのため、再会の埴輪たち多し。

 

 

子持ち家形埴輪

 

どちらも「西都原古墳群出土」とありました。

最新情報では、西都原170号墳から出土したことが確かめられたようです。

参考文献:東 憲章(2017)『古墳時代の南九州の雄 西都原古墳群』 (シリーズ「遺跡を学ぶ」121

 

家形埴輪

開口部は、細長い窓なのか、出入口なのか。

出入口だとすると、実は高床式か?

それとも壁の下半分くらいが埋めしろなのか。

 

かれらは久しぶり 

 

 盾持ち人埴輪 茨城県つくば市下横場字塚原出土

開放型の頭。盾に鋸歯紋。

 

あごを隠して笑う。

 

頭巾をかぶる男子埴輪 埼玉県桶川市川田谷出土

肩にミズラの跡、頬に頭巾に赤い顔料。

 

大刀を佩く男子埴輪 茨城県猿島郡境町大字百戸字マイゴオ出土

大刀を二本、重ねて佩く。

 

白く塗った首飾り。

 

被り物をつけた男子埴輪 茨城県猿島郡境町大字百戸字マイゴオ出土

首飾りのみならず、被り物の飾りと服の水玉も白い。

 

 

 

両手を挙げる女子埴輪 茨城県水戸市愛宕町出土

地が白いらしい。

 

頬は赤く塗られている。

首や手首や額や髷にも赤。

 

 

 

総合文化展、本館。

 

本館のトップバッター

 

踊る人々 野原古墳出土

 

ところで

東京国立博物館の門をくぐると

 

このように案内板が立っている

そして

 

平成館の案内のところに、あのひと。

でも今は平成館にはいません。

本館にいます。

 

さて

 

メインステージの円板には

 

縄文・弥生・古墳の各時代から一品ずつエントリー

 

分割成形の彼は

鋲いっぱいの冑をかぶる。

 

このステージ、やや照明が暗い。

 

 

埴輪以外は見る余裕がなかったのですが

気になったもの

 

 

円窓付壺(まるまどつきつぼ) 愛知県名古屋市熱田貝塚出土 弥生時代(前2〜前1世紀)

 

孔の理由を知りたい。

とても知りたい。

 

しかし大きい孔だな。

 

 

  

 

混雑状況報告。

 

企画展から流れてきたらしき人が多く、やや混み気味。

コインロッカーはほとんど塞がっていました。

平成館のトイレは行列。

  

 2018/2/15(木)訪問 

   

    

  

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