常設展

於・埼玉県立歴史と民俗の博物館

目撃談(201829)

 

  

埴輪の部屋へ突進。第2室。

 

土師器や須恵器を従えているのは

 

寄棟造りの家形埴輪。深谷市の山崎山出土。

カツオギつき。

開いた戸口をよく見ると

扉があるではありませんか。取っ手つき。

押し込まれているけど、どうやってくっつけた?

 

 

同じく山崎山出土の家形埴輪がもう1体。

こちらは入母屋造り、

だと思いますが、屋根の下半分が簡略化されている。軒なし。

扉なし。カツオギあり。

 

左:行田市の将軍山古墳出土の円筒埴輪、右:東松山市の雷電山古墳出土の円筒埴輪

下端から上端への広がりのある/なし。

透孔の数の違い。

透孔の形は同じ円形。

突帯の条数の違い。

 

雷電山古墳の円筒埴輪は、3本の粘土紐で1条の突帯を作っている。

というより、太い帯の上に轍を2本つくった?

 

 

冠らしきものを戴く男子埴輪。出土地失念。

この冠を上から撮りたい。

 

まっすぐ伸ばした左腕。手首がない。指はしっかり表現。

 

胸の青っぽく見えるものは彩色か。

 

 

 雷電山古墳出土の男子埴輪。個人蔵、撮影不可。

目が三角でちょっと怖いが、口元はほほえむ。

 胸にあてた手、指が7本ある。

星状の角のついた帽子、全容が知りたい。背面からも上からも見てみたい。

下げミズラの下端が凝った形。蝶結び? 結い方がわからない。

 

 

山崎山出土の女子埴輪。

本杢遺跡出土の人物埴輪と似たつくりの頭。

球体の頭部、内側に入った輪郭、細く小さく寄りぎみの目。

さいたま市最新出土品展2018および 常設展(さいたま市立博物館)の目撃談

左の耳孔あたりからミズラっぽいものが出ているところも共通点。

                                                 乳房表現があるところは違う。

 

女子埴輪。伝・本庄市出土

髷が欠けているが、首飾りの下に乳房と思われる表現あり。

指は線刻。お腹までひっかいてしまった。

 

 

女子埴輪。出土地不詳。

勾玉のついた首飾り。

指の表現がしっかりしている。

乳房表現あり。

 

 

男子埴輪。伝・大里郡出土。

上げミズラ。大きな目。

 

 

東松山市大谷出土の女子埴輪。撮影不可。

椅子に坐って何かを両手で捧げている。

布を斜めがけにしている。

左腰に鈴鏡。

右腰にも円板状のものがついている。鈴なしの鏡?

耳環・首飾り・腕輪・足輪あり。

 

 

ふっくらな馬形埴輪。滑川町の月輪古墳群出土。

口は開放型。

くつわの鏡板はf字の変形か。鈴がついている。

上まぶたが盛り上がっている。

 

 

 

脚の長い、ほっそりの馬形埴輪。伝・児玉町(現本庄市)出土。

こちらの馬も上まぶたが盛り上がっている。

まぶた表現があるのは馬ぐらいではないか。

埴輪になる動物のなかでは目がいちばん大きいからか。

 

あごに孔があるっぽかった。

 

脚の後ろ側の下端。斜めカットによる蹄表現あり。

右前脚、カットしきれず、三角の孔になっている。

 

お尻の孔。しっぽの先にも小さな孔。

 

 

ほか、ウエストのくびれた馬形埴輪もありました。出土地失念。

 

 

 

古墳の大きさ比較の図がおもしろいと思ったのに、撮り損ねた。

この博物館も載っているのがよい。

 

同室に復元品あり。

石棺・石室・さきたま古墳群の稲荷山古墳出土の金錯銘鉄剣。

大きさは重要な要素。

 

 

参考文献

『杖刀人とその時代』1984埼玉県立博物館

 

  

 

混雑状況報告。

 

すいています。

 

 2018/9/21(金)訪問 

 

博物館内から

竪穴住居を眺む

 

     

    

  

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