博物館に初もうで

および 総合文化展

於・東京国立博物館 本館

目撃談 (2019001)

 

  

本館2

 

 明けましておめでとうございます。

 

埼玉県熊谷市 野原古墳出土

 

 

今年も鼻筋が通っていらっしゃる。

 

 

今年もよろしくね。

 

円形劇場には縄文土器と銅鐸と男子埴輪。

 

大きさには重要な意味がある。

特にこれらが作られた時代には。

 

 

男子埴輪 群馬県太田市 四ツ塚古墳出土

 

白い縦縞のリボン?

布か革か。

どう結うのか。

 先端の孔は空気の通りをよくするためか。別の意味があるのか。

謎多きミズラ。

 

 

さて

猪です。猪形埴輪は3体が出演。

 

大阪府堺市出土

 

猪らしさは、鼻と

たてがみ。

 

それさえあれば猪と見なされる。

それが埴輪。

 

 群馬県伊勢崎市大字境上武士字天神山出土

 

鼻… というより上唇がめくれあがっているかのようだが

 

足の後ろの斜めカットは馬形埴輪のつくりかたの影響か、とのキャプション。

 

しかし

 

やはり猪。

たてがみがある。

首が短くて太い。

そこは猪。

 

もう一体。

伝千葉県我孫子市出土

 

たてがみがある。

顔は細めで首が長めなのは馬寄りだが。

 

 鼻は確かに猪。

 

 

リアリティの例としましては、こちら。

野猪  石川光明 大正元年(1912)

 

やちょ氏にも何度かお会いしている。

 猪の本当の足先を教えてくれる。

 

 

でも足の後ろの斜めカットがあるのとないのとでは、

カットしたほうが猪っぽいラインかも。

全体はまっすぐ太くせざるを得ない。埴輪だから。

 

カットしたということは、脚部は埋めずに立てたことになる。

カットした分不安定になる。転ばなかったのかしら。

最終的には転んで土の中だろうけど。

ここで立ち上がる。

 

 

 

 

本館のそのほか。

 

金銅製沓 伝福岡県行橋市 大将陣古墳出土

 

歩揺のついたクツ。

 

裏にもついている。

 

 

囲棋観瀑図屏風 61双 伝狩野元信筆 室町時代・16世紀

 

打たれたら清められるか、自分まで消えるか、という水の勢い、まっすぐさ。

 

 

本館1

 

タッチがほかと違う。

二神会舞 富岡鉄斎筆 大正12(1923)

 

やはり。文人画の代表格。

水に包まれる。

 

 

この曲線は猫だな。

猫 戸張孤雁 明治43(1910)

 

やはり。

 

 

埴輪に猫はない。

 

 

猫の作者。

戸張孤雁氏像 荻原守衛 明治42(1909)

 

 

 

 

ほか、長谷川等伯の松、池大雅の竹、描き手不明の梅もよかった。

 

 

  

 

混雑状況報告。

 

全体にいつもより混み気味。

 

 

 

 2019/1/4(金)訪問 

   

     

    

  

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