黒田記念館の特別室/黒田記念室

目撃談 (2019002)

 

  

黒田記念館 特別室

201912日(水) 〜 2019114日(月)

 

ようやく開室しているときに来れました。

 

力の入った金色に輝く《智・感・情》明治32(1899)の存在感もよかったが

 

今回は

箱根は芦ノ湖のほとりで描かれたというこちら

《湖畔》明治30年(1897)

 

黒田清輝展で見たときはそれほど気にしなかった作品でしたが

 

櫛とかんざしの光り方にはっとした。

 

女性の顔もいいのだが、櫛とかんざしだけ質感が違うので目が行った。

 

照明のおかげか。

 

 

 

黒田記念室

 

画家本人がお出迎え。

 

《故子爵黒田清輝胸像》高村光太郎作 昭和7(1932

 

奥正面に見えるは

《マンドリンを持てる女》明治24年(1891)

 

やっぱり女性像がいい。

 

今日は写生帖がたくさん展示されていた。

 

《七面鳥》明治24〜25年(1891〜92)

 

黒田展で見たときも異質だと思った七面鳥。

いいけど、らしさはあまり出ていない。

 

黒田作品で1点だけあげよ と言われたら?

 

《昔語り》か。 

《昔語り》画稿、下絵 明治29(1896)

 

 

話に聞き入る女の顔がどれもいい。

こんな顔、ほかに描ける人がいるだろうか。

 

語る僧はいまひとつだが、手が語っているところはいい。

 

でもやはり、語り手より聞き手か。

何の話をしていたんだろう。

 

 

下絵がこれだけいいんだから、完成作はとんでもなかったはず。

 

 

焼失しただけに、見たい気持ちがつのる。

 

 

黒田のイーゼルや椅子や絵の具箱。

左の《林》 大正13年(1924)は、亡くなった年の作。

 

 

 

 

建物、部屋がすてき。

天井の高さがうれしい。

色合いのさわやかさ。

 

特別感がある。

よいものを見るための準備がなされている。

  

  

 

混雑状況報告。

 

なかなか盛況。前に来たどの時より混んでいた。

お正月、そして特別室が開室中だからでしょう。

 

独占は作品によってはできるが、《智・感・情》すべては難しい。

  

 2019/1/4(金)訪問 

   

     

    

  

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