東国古墳文化展示室
および
第11回テーマ展示 月岡芳年「新形三十六怪撰」
の
目撃談 (2019の013)
群馬歴博のレギュラーメンバー 綿貫観音山古墳出土の埴輪たちを中心に展示。
この男子埴輪の帽子が気になる。 シッポのような、羽のような。 双脚輪状紋との関連が取り沙汰されているが、 関係あるのかどうなのか。 衣服は鋸歯紋ベース。
女子はスカート(裳)をはいていますが 彼女の裳の後ろはロールケーキ状。 孔が空いている。 上衣はやはり鋸歯紋。
三人の裳の後ろは パンケーキ5枚重ね?
背中の円板と頸飾りも気になる。 円板は三人しかつけていない。 頸飾りの表現がロールケーキの彼女と違う。
立ち姿の彼女は壺か袋状の物を持っていますが 中はカラみたい。
この方は 紐で巻かれた大刀も気になるが それよりなにより髪型の大胆さ。 特に前髪、というか上半分。
武装埴輪
弓を握る。 弓形埴輪よりも、弓とわかる程度に弓らしい弓。
丸い冑の下は、ミズラも髷も見えない。 この冑の原型がよくわからない。
これに類したものか。 突起付冑(異形冑)
この冑も観音山古墳出土。 突起がパカッと開けば、埴輪と同じ形か。 開けないかな。サビてるから無理か。
よろいも、腿を前面だけ覆う変わった形。
背中にはユギを背負う。 しかし背負い紐がおかしい。 背負った状態では蝶結びはほどかれているはず。 背負い紐の位置としては、上部左右にのびた紐が正しいのでは。 両方あるのは変だ。 あまり武具に詳しくない人が、ユギ形埴輪を見て作ったのか。
鍬を背負った人物や盾持ち人もいる。
飾りの多い馬形埴輪 鞍のひらひら。 同心円紋が多用されている。
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埴輪以外。
垂飾品(巴形銅器転用)新保遺跡出土
太陽ふう埴輪と関係があるか。
上:船形木製品(元総社寺田遺跡) 下:船形土製品(下田遺跡)
4世紀の木製の船と粘土製の船。 船形埴輪の先輩である。
短甲、衝角付冑、眉庇付冑(鶴山古墳)
2種の冑がセットで出てきた。
鶴山古墳からは、埴輪は出土していないらしい。
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おまけ
第11回テーマ展示 月岡芳年「新形三十六怪撰」 展示期間:2019年7月6日(土)〜9月1日(日)
涼しそうな一枚 節婦の霊滝に掛る図
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22019/8/11訪問