大田区立郷土博物館 常設展

の埴輪目撃談

 

 

開館時間:9:0017:00

入館無料

休館日:月曜日、年末年始(1229日から13日)、その他に臨時休館あり

 

 2011/09/07訪問

2011/09/08up

 

埴輪はやはり目を引く

だから

 ご案内女子

モデルはたぶんトーハクにいる

「盛装の女子」[群馬県伊勢崎市豊城町横塚出土]

 

大田区の埴輪は2階にいます 上がってみましょう

 

先土器・縄文・弥生をすっ飛ばして

おまちかねの古墳時代

なかなか充実した展示と解説ですよ

 

 

ざっくり古い順にご紹介

 

西岡第32号墳出土の円筒埴輪たち

5世紀前半 多摩川流域最古の埴輪だそうです

 

突帯2

まだ野焼きの時代の埴輪

ところどころ黒いのはそのせい

飛び出した突帯

内壁のなでつけ跡

たたずまい

すべて魅惑的

 

 

田園調布赤坂古墳出土の円筒埴輪たち

まだまだ野焼き 5世紀後半

 

なんと大胆にも突帯は1

その1条にすべてを込めたかのように飛び出し方も大胆

 

これも埴輪 あれも埴輪

 

 

多摩川台古墳群の第1号墳出土の円筒埴輪たち

6世紀中葉から7世紀初頭

埼玉県の生出塚出身だそうです

ここの突帯は3条が基本なのかな

とったい平べったい

 

ちなみに生出塚は穴窯(登り窯)

だんだんエネルギーの無駄がなくなっていく

 

出土品ならではの埴輪片番号が見えます

 

横顔

といっても円筒埴輪の正面って どこ

 

観音塚古墳

円筒埴輪と大刀埴輪の所蔵は江戸東京博物館でここにあるのはレプリカ

男子埴輪の所蔵は照善寺でここには写真のみ 見たかった

右の模型は多摩川台公園古墳展示室の縮小版らしい

 

観音塚古墳という名は

江戸時代に写真の埴輪が発掘されて

埴輪観音としてまつったからだそうです

 

あれ

仏教は埴輪の後よ

というか

薄葬思想の仏教が入って古墳がなくなって埴輪もなくなっちゃった

という説があるくらいなのに

 

時代が錯誤してる

タイムスリップし放題

 

あれ

観音様って女性じゃなかったっけ

あの埴輪は男子よ

確かに人物埴輪は顔だけ見ると男か女かちょっと分からない

 

江戸のころは

観音の性別 そして埴輪の性別をどう考えていたのかな

 

 

広がるわ

時代も国も

埴輪から

 

 

他 埴輪は

三島塚古墳の女子頭部

浅間神社古墳の男子頭部・鹿頭部・馬頭部

などあったのですが

レプリカだったので撮影意欲が低下したため写真なし

 

お寺や神社に所蔵されてる埴輪が多いのですね

 

 

このあたりの古墳 たくさん並んでいるようですが

実は埴子はよくわからないというか混乱中

おそらく

荏原台古墳群=多摩川台古墳群(≒田園調布古墳群)+ 野毛古墳群

そして

古い古墳を削った上に新しい古墳をつくったりしている

 

古い古墳て

新しい古墳て

 

それはともかく

時代が

削られつつ積み重ねられている

 

場所がなかったのかな

ここじゃなきゃヤダ とかあったのかな

 

となりの古墳はでかい

とか

 

 

時間って なんなんでしょう

前後左右上下

 

 

「大昔の大田区」

「復刻版 博物館ノートNo.51No.100

を購入

 

 

見ても読んでも得るところの多い素晴らしい博物館でした

 

もっとも

埴子は埴輪のところ以外はほとんど歩いただけ

全部しっかり見ようと思ったら1時間以上ほしいところ

 

そして思考を広げると

何時間も何日もほしいところ

 

  

 このページの画像はすべて、大田区所蔵もしくは展示の埴輪を埴子が撮影したものです。

ちなみに、受付に訊いてみたら、2階は撮影OK3階はダメとのことでした。

 

 ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎

    

 

    

 

このまえの目撃談 20117

東京国立博物館 総合文化展2011/07/08

 

このあとの目撃談 20119

「クレアこうのす」の 歴史民俗資料コーナー

 

埴輪鑑賞レポート

埴輪目撃談

 

 

展覧会などの感想

アート感想文

 

本の感想

読書感想文

 

ほんとのTOP

埴輪のとなりTOP

 

 

inserted by FC2 system