企画展「発掘された日本列島2011の埴輪目撃談

 

 

会場:開催期間

江戸東京博物館   2011611日(土)〜731日(日)   埴子はココで目撃した

新潟市歴史博物館       8 9() 〜 911()

静岡市立登呂博物館      923() 1030()

九州歴史資料館        1115()1218()  (地域展は九州国立博物館)

高知県立歴史民俗資料館  201212()214()

 

参考までに 本サイトの企画展ページ

 

 

事前にはあまり埴輪の情報がなく、今年はどうなのかと思っていましたが…

 

おお

埴輪の定位置 それは入ってすぐの島

 

わーいっ いっぱいいる。

 

そうよね。

埴輪のいない列島展なんて。

 

今回は、奈良県橿原市の四条古墳群から、力士形埴輪1体、鶏形埴輪1体、冑形埴輪1体、盾形埴輪2体、靫形埴輪2体、円筒埴輪2体、計9体が出展。ほか、木の埴輪も。

 

ちなみに、

「埴」という漢字は土を表すので、「木の埴輪」という言葉はおかしい、というかうまくないのだが、

考古学では、埴輪に類する木製の立て物、というほどの意味で定着している用語らしい。

(いろいろ名称が提唱されていますが「木製立物」が妥当かと思われます)

 

ちなみに、

矢の入れ物の一種であり 鏃(やじり)を上にして入れ背負って運ぶもの、を指して、

「靫」と書いたり「靭」と書いたり「ゆき」と読んだり「ゆぎ」と読んだりするらしい。

本展では「靫(ゆぎ)」と記載されていました。

 

入れ物部分が立体的。

 

同一の靫を角度を変えて撮ってみました

 

もう一方の靫

2体とも同じデザインらしい。

矢は線刻で表されてます。

修復じゃない部分の色の違いはどういうことだろう。

 

盾。

 

これも2体とも同じデザインらしい。

一面に文様が施されています。やはり鋸歯文が基本か。

 

裏側をみると、展示の苦労がしのばれます。

 

そーっと そーっと そーっとね

 

今回ただ一人の人物。

髪型と体形で力士とわかる

直しは多いものの、口元、いいですね。

 

鶏、頭部分が中空かどうかが気になったが、分からず。

頭にあなが4つあるんですよ。

前方の2つは目を表してると思うが、後方のは何か。

耳か。乾燥・焼成のためのあなか。

 

円筒、突帯の数がちがう。3条と2条。どういうことか。色は同じように見えました。

そういえば、今回出展された埴輪、色は、全体的にはみんな同じように見えました。

土は一緒ということか。

 

 

文化財レスキュー事業についての案内チラシがありました。(参考までに埴輪まめ知識M修復

振込先が記載されていたけど、募金箱が見当たらなかったです。置けばいいのに。

ちなみに、東京国立博物館には置いてありました。

 

 

いつものようにアンケートを書いて締めとしました。箱、詰まっちゃってるよ…

 

 

列島展、通い始めて4年目。ずっと続いてほしい。だって埴輪がいるから。

 

 

 

でも列島展、総合的な案内のサイトをちゃんと作ってほしい。

各会場のサイトからしか情報が得られない。あとは開幕してからのニュースくらい。

せめて文化庁のサイトにチラシを載せてほしい。早めに。がんばれ文化庁。

 

2011/06/16追記

とか書いてたら、文化庁のサイト内に情報載ってました。

ポスターも見れますが、表のみ。とか、

開幕後にupか。とか、

表記が去年のままになってるところがある。とか、

 

ああ

今後も列島展が毎年無事に開催されますように。

 

2011/06/14訪問

2011/06/15up

2011/06/19更新

 

このページの画像はすべて、本展に展示されていた埴輪を埴子が撮影したものです。

ちなみに、江戸東京博物館の列島展ではフラッシュなしなら撮影OKでした。

直置きされているので撮りやすかったです。

 

参考文献

 

 ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎

   

 

    

 

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